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furu@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) やっぱり元気やったな!? 良かった。

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2009.06.01
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カテゴリ:本、あれこれ
お久しぶりです。

新型インフルエンザ騒動以来、
すっかり部屋の中で過ごすのがクセになっている私。

晴れても、降っても本の虫。
もちろん仕事には行ってますが。
移動中も、本。
ウーとべったり過ごした1週間は
まったく自分の楽しみに時間を使えなかったので
ダイエットでいうならばリバウンドのような読みっぷり。

先月から、坂口安吾ブームが続いていて、
ソレ繋がりから、松本清張へ。

そう、坂口安吾は、松本清張が「或る『小倉日記』伝」で
第28回の芥川賞を受賞した時の選考委員。

感想を読むと、引用は控えるが
「ものすごい達者で、すごいわ~。きっと犯罪小説書いてもイケるで」
的なことを言ってはる。

実際その通りに、松本氏は国民作家となられた。

そうそう坂口安吾が亡くなった年代に
松本清張は作家として昇っていく。

才能のリレーの不思議さに、私は勝手に盛り上がる。
松本清張の生い立ちや、苦労いっぱいの青年時代は
やはり彼の作品にものすごい光と影を与えたんだろうね。

以下読んだもの。

文藝春秋「松本清張の世界」
「砂の器」「Dの複合」「西郷札」「点と線」

で、ここで思い出す。
「点と線」ていえば確か旅行雑誌の「旅」に掲載されていたはず。

旅つながりから、昨今大ブームの白洲正子が浮かび…
でも、私は奥様より、次郎様のファン。
美男美女カップルで、資産家の夫に伯爵家の令嬢という設定のすごさ。

そう、私は白洲次郎に憧れていた時もある。
「風の男」やなんてカッコイイやないですか~。
変わり者そうで、頑固そうではあるけれどね。

そんな白洲次郎のエッセイの中から、またまた坂口安吾が!

東北電力の偉いサンだった次郎が仙台に出かけた時
坂口安吾の「不美人論」(仙台には美人がいないという内容)を
思い出してうんぬんというくだり。

ああ、嬉しい。
何かつながってるし~。

白洲次郎の文章も、というか物言いも率直だわね。
貴族的やけど、野武士っぽさもあってカッコイイ~。
やっぱり私は変わり者のオッサンが好きみたい。
松本清張とは別世界のボンボン育ち。
苦労ってなんですか~?な環境だからこそ
上流階級の目線で、世間を捉えられることもあるわな。

きい~ブルジョワめと思わずに白洲夫妻を楽しめる私、
すごい大人になったもんやわ。

しばらくは、白洲ものを続行で読んでいくつもり。

白洲つながりで思い出すのは、
わが母校の短大の特別講師だった
入江泰吉氏。
写真家。
奈良の風景と仏像を撮り続けた方。

私はこれでも仏教文化専攻だったので、
入江先生の講義を受けたのだ。
スライドで先生が録った作品を観た。
濡れたばかりの草の葉の緑や、もやった道の石仏。
そんな場面は本当はなかったのかも知れないが、
強いイメージとして、みずみずしい空気の漂う感じが残っている。

確か、先生は
「これだという瞬間がやってくるまでシャッターはきらない」と
お話されていて、
カメラマンというのはシャッターをきりまくると思っていた私は
へえ~と思って聞いていた。

二十歳の私よ。
今、その言葉は22年後に違うきらめきを持って蘇ったよ。
シャッターをきりまくって、永遠の一瞬をつかまえるのもひとつの方法。
でも、待って待って、その一瞬に寄り添うのって物凄い。

白洲正子の本に先生の写真はあるのか?
探してみたい。


長々と失礼。





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Last updated  2009.06.01 21:55:35
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