テーマ:徒然日記(22903)
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この前の日曜日、この家を建築した工務店の担当者の方が、退職して暇になったということで、ご挨拶に見えました。 家を建てるにあたっては、いろいろ物色して、一生住んでいられる家を息子と一緒に探求しました。もちろん大部分が息子のローンなので、息子主導でしたが・・・。 一戸建てというのが二人の共通した目標でした。価格、土台や、建築の堅牢さも条件になりました。 そうして選んだのが、市川のN工務店でした。子供のためにアトピーになるといけないというので、自然素材の材料を使った建築でした。壁もクロスではなく漆喰。木材も合板ではなく一本の木を素材にしたもの、無垢の木です。 完成した家もいろいろ見学したのですが、漆喰と無垢でできた家は、入ってみると、全く居心地が違うことに気がつきました。通気性、吸湿性があり、すっと気持ちが落ち着くのでした。日本の風土にあった自然素材の家というのでしょうか。 中には壁は漆喰、でも合板の板をところどころに使ったり、天井だけはクロスだったりと、中途半端な工務店もありました。 でもN工務店は創業以来一貫して無垢と漆喰の木造建築にこだわりを持っていました。 和室は白の漆喰ではなく、珪藻土で、うぐいす色の渋い色。本当に飽きないのです。珪藻土といっても昔のようにボロボロ土が落ちてくることがないように今は工夫してあるんですね。そこが私の客間として使われています。天井も普通は桜の木目を描いたクロスが使われるそうですが、本物の木の板をそのまま使ってあります。 担当のNさんのお人柄にも惹かれました。ほかの工務店はぜひうちのを、と押し付けがましいところも多かったのですが、うちはこういう特徴です。昔からこうして作っています、と淡々としかし急所をしっかり押さえて説明するだけなのです。そこがかえって自己宣伝をするよりずっと好感が持て、選んだ理由にもなりました。 予想通り、こちらの言うことにもよく耳を傾けてくださったので、満足のいく家が出来上がりました。 その方が見えるというので、ちょっと緊張しましたが、和室にお通しし、お話を伺うと、退職後も、建築関係の仕事をしているので、何か不都合なことが見つかったら、申しつけてください、とのことでした。ちょっとしたことなら、自分でできるので重宝がられているとのこと。アフタケアですね。ちょっとしたことなどは、工務店には頼みにくいけれど、Nさんがいれば安心です。 急に言われても気になるところは見つからなかったのですが・・・。でもあるある。2階のキッチンの天井に近い板が剥がれていましたっけ。探せばもっとあるかもしれない・・・。でもその前に家の中をもっと片付けなくっちゃ。8年も経つと要らないものが溜まってくるんですよね。整理しようとしてもなかなか手につかなくて・・・。でももう思い切って手をつけないと・・・。 と、こうしてちょっと懐かしい方にお会いして、家を建てた時の苦労も思い出したりした夕べとなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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