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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
2009年8月23日の夕方、ロンドンのヒースロー空港に到着。
furafuranさんにとっては初めて、私にとってはケント大学留学以来、実に28年ぶり3度目となるイギリス訪問となりました。 28年ぶりと言っても、経済部の財研(旧大蔵省記者クラブ)担当だった1994年にIMF・世銀総会の取材でスペインのマドリッドを訪れたときに、行きか帰りに経由地としてヒースロー空港に立ち寄ったことはありましたが、訪問にはカウントされませんね。 それでも空港の売店で聞いたイギリス英語は、とても懐かしく感じたのを覚えています。 翌24日の最初の訪問地は、私が留学時代を過ごしたカンタベリーでした。 カンタベリーの街中はこんなところです。 大聖堂のある観光地として栄えていますが、まだ昔の町並みが少し残っていますね。 28年前にスコーンとお茶をいただいた、水路のそばのお店も残っていました。 それにしても混んでいますね。 28年前はこんなには混んでおりませんでした。 これもカンタベリー大聖堂が世界遺産に登録されたためでしょうか。 カンタベリーには元々、ローマカトリックがイングランドの布教活動の中心として大司教座を6世紀ごろから置いていました。 ところが、やがてイングランド国王と大司教は対立するようになり、12世紀には国王ヘンリー2世の部下が、当時の大司教トーマス・ベケットを暗殺するという事件が起こります。 暗殺事件の後、人々はベケットを殉教者として崇め、国王の評判は地に落ちます。 窮地に追い込まれたヘンリー2世は裸足に粗末な服装をして街中を歩き、懺悔せざるを得なかったそうです。 当時はまだローマ教皇の力が強かったんですね。 それでも16世紀になって英国国教会が設立されローマカトリックと決別すると、カンタベリー大聖堂は、今度は英国国教会の総本山となったのでした。 カンタベリー大聖堂への入り口となっているクライスト・チャーチ・ゲートです。 そしてこれが、その大聖堂。 空に向かって聳え立っていますね。 丘の上にある大学のキャンパスから、毎日遠くに見ていた大聖堂です。 その英国最初の訪問地であるカンタベリー大聖堂の中で、早くも不思議な出来事が起こりました。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.12 16:09:32
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