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テーマ:不思議な世界(697)
カテゴリ:不思議な世界
ローマン・バスは紀元前一世紀にローマ人によって建てられた公共大浴場。
当時バースの町は古代の一大保養地として知られていました。 そして、こちらがそのローマ風呂跡です。 右上に写っている広場には、近年になって観光用に彫られたローマ人の彫像とバース大修道院が見えています。 手前にある彫像、大修道院、ローマ風呂を一枚の写真に収めます。 と、すっかり観光気分に浸っていたのですが、再びfurafuranさんに異変が起こります。 ローマン・バス(ローマ風呂)の遺跡を階上の窓から見ているときでした。 彼女が「ここに来たことがある」と言い出します。 私がひょいっと窓から外を覗いた光景が、100年以上前とみられる当時の私とダブって見えたというんですね。 当時も同じ仕草で窓から同じ遺跡をひょいっと覗いていたというんです。 窓はこのような窓です。 覗いていた遺跡はこちらです。 後で調べたら、確かにこのローマ風呂のあるバースという町は、18世紀ごろから上流階級の保養地として栄えていたそうですから、100年くらい前にイギリスで暮らしていたのなら、バースの町に観光に来た可能性はあります。 さらにfurafuranさんはこんなことを言います。 「ここにはみんなで来ている」と。 furafuranさんが見た「みんな」とは、こんな方々です。 金髪の長い髪を後ろにひとつで結び、すみれ色の瞳をした華奢な感じの男性。 この男性はあまり口数は多くなかったのですが、思慮深く面白い方だったといいます。 そして当時としては最新の、皮のケースが付いた蛇腹のカメラと三脚を駆使して、写真を撮っていたそうです。 このほかに、当時の最先端流行スタイルに身を包んだ男性と女性がいました。 その男性はとても裕福な家の出身らしく、前髪を真ん中でわけていて、髪はウェーブがかかり、肩までたれていたようです。 男性の中では一番都会的でおしゃれだったと言います。 furafuranさんが見た映像が正しいとすると、どうやら私たちを含め男性3人、女性2人の最低でも計5人の仲間で、19世紀後半ごろ、この貴族の保養地であるバースに遊びに来ていたことになります。 このローマ大浴場の遺跡は、アルプス以北では最も保存状態のよいローマ遺跡とされているそうです。 これは施設内部の水路。 確かに今でも使えるぐらい、非常に保存状態がよいみたいですね。 中世の間は大浴場の大部分は埋もれていましたが、19世紀末の発見によって再び脚光を浴びるようになったとガイドブックに書かれています。 過去生の私たち一行は、そのようなときにこの遺跡を訪れたのでしょうか。 さらに不思議なことが続きました。 大浴場の遺跡を見ているときに、furafuranさんが「足が重くなった」と言い始めます。 どうしたのかと聞くと、どうやら大昔(ローマ帝国時代?)の兵士の想念をキャッチしたようで、その兵士は膝から下を痛めており、この温泉でのんびりしたいと思っている感じだったと言います(これはその場所や物に残っている残留思念を読み取るサイコメトリーという能力ですね)。 なるほど、この保養地はローマ帝国時代から多くの人が集まる一大保養地でしたから、戦争などで傷ついた兵士が傷を治すために訪れたこともあったのでしょう。 そしてfurafuranさんが見つけた、この遺跡で一番澄んだ心地のする場所がこちらです。 大浴場で最も神聖な場所とも考えられている冷泉風呂です。 癒しの力をもつミネルバ神(ギリシャ神話のアテナと同一視される知恵と工芸、戦いの女神)を祭ったとみられる泉で、一般の人間が入ることは禁じられていたとの見方もあるようです。 左下あたりにオーブらしきものも写っていますね。 次回はこのオーブをじっくりと見て行きましょう。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.02.18 11:45:12
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