けさフジテレビを見ていたら、長崎の「ハトシ」を紹介していた。
長崎はね、仕事でけっこう行ったことがあるんですが、ハトシって知らなかった。
日本の地方都市文化の奥は深い! (……って、誤魔化しちゃいけませんね。)
卓袱(しっぽく)料理の1アイテムのエビトーストのことです。
高カロリー、高コレステロールのエビトーストは、ぼくの好物なので、卓にのった途端に名前も聞かずに食べちゃってたかもしれませんね。
エビやキクラゲをすり身にして、食パンで包み込むように挟み、これを一旦蒸してすり身を固め、パンにも湿り気を与えて油がしみこみにくくしたところで、からりとキツネ色に揚げるのですね。
こんな感じです。
<「山ぐち」のサイト>
http://www.e-nagasaki.com/makers/shops/details.php?id=30
<ちゃんぽんコラムのサイト>
http://www.mirokuya.co.jp/mlmag/archive/vol100.html
「ハトシ」の「ハ」って、「ハーガオ」(蝦餃=エビギョウザ=の広東語読み)の「ハ」かな? と思ったらその通りで、
「蝦多士」の広東語読みでした。
「多士」は、「トースト」の音訳です。
うーん、なるほどね。
台湾の夜市に行くと、「蝦吐司」と名づけて、これまたいろんな形のエビトーストがあるんだそうですが、じつは恥ずかしながら大きな夜市には行ったことがなくて、「蝦吐司」の世界をぼくは知りません。
こんど台湾に行ったら「蝦吐司」さがしをしてみましょう。
それにしても、エビトーストの元祖はどこなのでしょう。
パンを使っているからといってヨーロッパとは限らないと思うのですが。
この旨いもののアイデアがどこで発生して(世界の複数箇所で発生したものかもしれませんよ)、どういうルートで伝わり、進化を重ねていったのか?
『「長崎ハトシ」の旅 ― 窮極のエビトーストのルーツ』
なんて本の企画はどうですかね。
雑誌企画で世界を旅して、写真特集連載のあとで本にまとめるわけです。
長崎観光協会に、千冊くらいまとめ買いしてもらいます
……なんちゃって、完全にコスト倒れ企画ですね。