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テーマ:■ヨガ・ピラティス■(2515)
カテゴリ:【プライベートレッスン】
魔法をかけました!? 70代男性のプライベートレッスン、 なんと、プールで行いました。 (出張レッスンは、ご希望の場所に伺うことも可能です) 水泳をなさっている方で、肩まわりがカタイのを改善したいと仰います。
既に、ウォーミングアップに泳いでいらっしゃいますので、 準備運動は簡単にします。
しばらく色々な動きをして頂いて拝見すると、特に硬いわけではありません。 思い込みで自分の可能性を否定していらっしゃいます。
しかし、ご本人は 「牛の顔のポーズができない」 「わしのポーズができない」 と仰います。 (写真は、ヨガジャーナルのポーズ辞典からお借りしました)
ふ~ん。なるほど。 別に完成形にならなくっても良いのにね。 (だって、完成形に至るだけの柔軟性は既にお持ちですので)
「大丈夫!Qさんなら、絶対にできますよ!太鼓判!」
そう言ってセッションを始めようとしますと、
「出来るわけがない! 気分良くさせてやる気にさせようとしてるやろ~?その手は食わん!」
と、素直じゃありません。
あらあら。 本当のことを言っているのに。
それでは、AIヨガマジックにかけましょうか!
最初は、背中で腕を組むことから始めました。 こんな感じ。 正式名称は、「筋バランス調整ストレッチ」。 (↓ 図は、オグラ式腕組みストレッチからお借りしました)
そうはいっても、 70代になると、後ろで「腕」どころか「手首」をつかむのがやっと!という方が大半です。 普段動いていらっしゃらないと、50代でもなかなか難しいです。
Qさんも、
しか~し!
肩周辺のほぐしを中心に、 一見、無関係と思うようなあんな動きやこんなポーズを色々。
せっかくのプールなので、水圧も十二分に利用して約15分。
一通り肩まわりをほぐしたところで、再度挑戦!
まずは、身体の後ろで左手(利き手でない)の手首を右手(利き手)でつかみ・・・ 次に、右手を左腕の前腕にずらし・・・ その動きに連動して、左手も右腕の前腕の自然に手が届くところまで・・・
その状態でブラブラ移動しながら、1~2分お喋り。
一度腕を解き、 今度は反対の手で同じ動作を行い1~2分。
再度腕を解き、もう一度、初めから。
あれあれ?最初は、全然指先が肘にかすらなかったのに、 簡単に肘に届きます。
「腕を替えて、反対側もやってみましょうか」
おやおや?先ほどは指先が届くか届かないかだったのに、 今度は肘をつかめます。
Qさん、ビックリ 驚いた表情です。
「へえ~!」
しかし、Qさん、平静を装っています。
その後、関係なさそうな動きで、また水中をブラブラ10分。 (関係なさそうに見えて、実はしっかり伏線です)
「今度は、ちょっと道具をつかいましょうか」
せっかくのプールなので、プールサイドのエッジを使って身体を固定します。
「じゃ、肩を傷めないように、背伸びをして・・・そうそう」 「ここを引っ掛けて・・・はいはい」 「理論的には、この方向に力が働くといけますよね・・・そうそう!」 「じゃ、身体を水平移動して、そうそう!そう!そう~です!」
Qさんは大変なインテリでいらっしゃるので、 理論も分かって頂くと理解が深まると思いました。 力の作用する方向なども説明して、 一見無関係な動作も端折らず意味をお伝えします。
そう、肩だけじゃなくて、頭の中もほぐすんですね。 思い込みを排除します。
すると、あ~ら、不思議! 牛の顔のポーズ完成!
20cm以上は開いていた左右の指先が届いているではありませんか! こんな感じ ↓
(写真は、ヨガステーションからお借りしました)
「えっ?なんじゃ、こりゃ?」 「あれ!あれ!こりゃ、エライことになった!エライことになったぞ!」
Qさん、お口では、そう簡単に嬉しそうな言葉は発しません。 でも、お顔は、もう とっても嬉しそうです!
「ヤッタ~!」「バンザ~イ!」 なんて、仰いません。 (ノーベル賞受賞の増川教授みたいですね)
でも、すごく嬉しそう。 そして、70代にしてまだまだ開花するご自身の秘めたる可能性に 自信がついたようです。
私もとっても嬉しいです。 Qさんの表情を見ているだけで私までニコニコしてしまいます。
人間は、いくつになっても限界はありません。 自分で限界を決めてしまったら、そこで停滞します。
お若い方でも、ご自身の持てる可能性を最大限に発揮なさらない方 どうしたら発揮できるかよくわからない方を 多くお見受けします。 もったいなくて仕方ありません。
皆さ~ん! 皆さんには、お気づきになっていない可能性が、 まだまだ いっぱいいっぱい 眠っていますよ~! AIヨガと一緒に開花させませんか~!?
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