アカギ
昭和33年。雨降りの夜、ある場末の雀荘で多額の借金の棒引きを賭けた麻雀勝負に挑んでいた南郷は、敗色濃厚の流れを断ち切るため場の変化を望んでいた。そこに迷い込んできたずぶ濡れの少年・赤木しげる。チキンランという死線を越えてきたという赤木に南郷は全てを託す。後に神域の男と呼ばれ、裏社会の伝説となる赤木しげるの麻雀物語。麻雀で若者の命をもてあそぶ資産家・鷲巣に勝負を挑んでいるアカギ。鷲巣は“現金”を、アカギは自分の“血液”を賭ける変則レートの鷲巣麻雀。残り6局で99000点差の逆転を狙うアカギ。ただ一局ただ一打でひっくり返るが麻雀というが、果たして・・・麻雀の事は、ほとんど分からないままに読み進めているが、それでもアカギと鷲巣の心理戦は面白い。鷲巣と部下のやり取りも捨てがたい見所のひとつ。