直太朗の劇場公演「あの城」が本日千秋楽、無事終了!
僕は昨日2度目の観劇をしてきた。
1度目には理解できなかった部分が解明したところもあり。
人それぞれだと思うが
個人的な解釈を言うとするなら・・・
登場人物は複数あれど
究極的には主人公「ナオタリオ」の分身だとみた。
ラストで
他の出演者が直太朗にお別れを言うシーンがそれを語っている。
人は誰もが持っているというか生きていくうえで欠かせないもの・・・
「闘争心」「処世術」などを身に着ける必要があり
根底に「思いやり」や「愛」があってこそのものであるが
そこには人間のズルい(弱い)部分、「嘘」や「虚栄」も絡んでくる。
バンドメンバーが扮した二人が最後の別れを言わなかったのは
直太朗の現在の活動に携わっているので
あえてそうしなかったのではと?
つまり、今後も直太朗とともに活動していく現実的な二人なので
他の出演者が内面的な部分とすれば外面的な生の立ち位置だから。
直太朗が客席に降り立った時に
物語とは離れた彼らとの会話のやり取りがあったのもそれを示唆している。
で、「城」は
人生の目標というか
最後に自分がたどり着きたい内面的な到達点。
途中で城が炎上するのも
人は生きていくなかで挫折感や失敗は誰しも経験することを表現しているのだと思う。
それらを克服しない限りは
自分の目指す目標には辿り着けないだろう。
困難をひとつひとつクリアしていくのが人生なんだと。
・・・とまあ、自分なりの勝手な解釈(笑)
劇の途中で歌われる直太朗の楽曲は
アルバムに収録されてはいるが
これまで生で一度も歌われたことのない曲もあり
初めて披露される新曲とも併せて
物語に違和感なく自然に溶け込んでいるのが良かった。
1曲1曲をいつも以上に丁寧に歌ってくれたのが嬉しい。
で、その中のひとつ「声」は
良い曲ではあるのだが
これまで苦手な曲だった。
嫌いという意味ではないよ。
あのファルセットの部分の発声に余裕を感じられず
聴いていて苦しいという感が拭えなかったから。
直太朗のファンではない人から
あの曲を「キモい」と言っているのを耳にしたことがあるが
悔しいけど頷ける部分もあった。
ところが2,3年前から歌唱が上達した印象があり
今回の舞台では、さらに完成した極上の「声」を届けてくれた。
非常に感激したさ。
もう「キモい」なんて言わせないぞ。
改めてつくづく思うんだけど
直太朗の歌声は本当に優しい。
サングラスをかけ、不良っぽいいでたちで登場した際にも
外見とは裏腹に発声だけはいつもの直太朗の優しさが充満しており
そのギャップが良い意味で可笑しかったさ。
ズンズンズンズン進化成長していく直太朗が今後も楽しみだ。
余談ではあるが
今回も大勢の直友さんたちと
語らいを持つことができ
直友の輪が広がっていくのも楽しみのひとつだ。