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カテゴリ:生き方
現状に不満を抱え、幸せを求めてさまよい続ける人々に、「あなたは、すでにそれを得ているのだ」と説くアラン・コーエン氏。著書や講演を通じて悩める現代人に心の指針を与え、世界各国に熱烈なファンを持つコーエン氏は、「いかに変化、成長を遂げ、豊かな人生を築いていくか」について話されています。
他人の価値観に支配される人々私はこれまでに様々な著害や講演、ワークショップなどを通じて、数多くの悩める人と出会い、生きる喜びを取り戻すお手伝いをしてきました。 ビジネスの問題からプライベートな問題まで、悩みの種類は様々です。しかし、人生がつまらない、生きる喜びが見出せないという人の多くは、自分の主体件を失い、人生の主導権を他人に預けてしまっているという点で共通しています。彼らは常に孤独や不安に苛まれ、人間関係や健康面で支障を来しています。 誰しも子どもの頃は、毎日イキイキと過ごしていました。朝が来るのが待ち遠しく、時がたつのも忘れて遊びまわっていたはずです。ところが、大人に成長していく過程で、両親、学校、会杜、政府など、外部の様々なところからいろんな価値観を吹き込まれ、次第に元気を失っていきます。自分に自信のない人は、自分が十分な価値を持つためには、ありのままの自分ではいけない、人から言われたようにしなくてはならない、と思い込んでしまうのです。一種の催眠にかけられたのと同様です。 こんなジョークがあります。ある人が、スーツをつくるために仕立屋さんに行きました。気に入った柄があったので鏡の前で羽織ってみましたが、袖が短い。仕立屋さんに、「袖を長くしてもらえませんか」と頼むと、仕立屋さんは、「ダメです。あなたの腕が長すぎるんです」と言われて腕を引っ込める。それでもまだ襟が高すぎるので、「襟を低くしてもらえませんか」と言うと、「首が短すぎるんです。首を伸ばしてください」と言われる。「やっとスーツに合わせることができましたね」と言われて代金を払う。げれども、その男性が新しいスーツを着て歩く姿はあまりにも不格好で、すれ違う女性たちがクスクス笑って通り過ぎて行きます。「かわいそうな男」「騙されているのよ」。彼女たちは口々にそうささやき合っているのでした。 自分を失い、他人の価値観に振り回されて生きている人」は、合わないスーツに自分を無理やり合わせようとしているこの男性のようなものです。そしてスーツに合わせられない自分が悪いと思い込んでいるのです。 大切なことは、自分の価値に気づくことです。あなたが求めてやまないものは、すでにあなたの中にあることを理解することです。 黄金の仏陀。の話をご紹介しましよう。 遠い昔、ある寺院に黄金の仏陀像がありました。ある時、他国の兵士たちが町を攻めに来るという噂が伝わってきました。そうなれば、きっと黄金の仏陀像は収奪されるに違いない。そこで僧侶たちは、セメントで仏陀像の周りを塗り固め、黄金が見えないようにしました。やがて兵士たちがやってきましたが、ただの石像だと思って誰も興味を示しませんでした。 それから長い歳月がたち、寺院の中にもその仏陀像が黄金でできていることを知る人はいなくなりました。ある日、寺院の若い僧侶が仏陀像のそばに腰を下ろすと、セメントが剥げて、何かキラキラしたものが見えました。不思議に思ってそのセメントを剥がしていくと、中から黄金の仏陀像が現れたのです。長い間、ただの石像だと思い込んでいたものは、実は光り輝く黄金の仏陀だったのです。 この逸話は、私たちに大切な示唆を与えてくれます。私たちは、本当は光り輝く黄金のような存在なのです。しかし、知らず知らずのうちにその価値を見失い、輝きを失ってしまっていたのです。 何か大きな問題を乗り越えることで塗り固めていたセメントが剥げ落ち、本当は黄金であったことに気づくことがあります。そのきっかけとなるのは、離婚かもしれないし、意地悪な上司、あるいは健康上の問題かもしれません。 一見不都合に思われる出来事も実は自分の素晴らしい価値に気づくきっかけを与えてくれる可能性があります。ですから、何事も逃げずに前向きにぶつかっていく姿勢を持つことが大事です。そのことを通じて、道が大きく開けてくるのです。 心一つですべてが変わる 人生がつまらない、生きる喜びが見出せないという時、解決方法が二つあります。一つは、自分の周りの環境を変えること。もう一つは、自分の考え方を変えることです。 周囲をすべて自分の思い通りに変えることは、現実問題として不可能です。しかし、自分の考え方は、決意したその瞬間から変えることができます。 家族を養うため、仕方なくいまの仕事をしているという人もいるかもしれません。しかし、どうせやるなら、心のあり方を工夫してその過程を楽しむことはできるはずです。そうすることによって、毎日が次第に光り輝くものになるのです。 日本に、経営コンサルタントでチェロの演奏家でもある寺山心一翁さんという方がいらっしゃいます。仕事で多忙な毎日を送るうちに体調を崩し、病院で検査を受けたら末期がんであることが分かりました。病状はどんどん悪化して命の危機にさらされます。 しかし、寺山さんはある時から、がんになったおかげで自分の至らない点をいろいろ気づかされたことを実感します。そしてがんに感謝しがん、を愛するようになってから、不思議と病状は回復に向かい、がんは奇跡的に自然消減したといいます。 寺山さんはおっしゃっています。がんを患っていた日々は、残りの人生の瞬間、瞬間を、感謝をもって生きられるようになるためのレッスンであったと。 自分を取り巻く環境がいかにあろうとも、自分の内側に幸せを選び取ろうと決意されたことで、寺山さんの人生は一変しました。心の姿勢がすべてを決めるのです。 一見、辛い、苦しいと思うことの中にも楽しみを見出そうとすることで、そこから新たな可能性が開けてくるのです。このエピソードと状況はまったく異なりますが、同じような教訓を、私は仕事のパートナーから得ました。 ある時、私が彼のオフィスを訪れると、彼はちょうど誰かと電話している最中でした。時に大声で笑い、実に楽しそうに話していたので、電話が終わった後で彼に、「誰か親しい友人とでも話していたのかい?」と尋ねたら、「いや、税務署の人と話していたんだよ」と答えました。普通、仕事上の用件で電話をする時に、会話がこんなに盛り上がることはありません。しかし、どうせやるなら何事も楽しんでやろうというのが彼の考えです。こっちがそういう態度で臨んだことで、向こうからも好意的な態度が返ってきて、会話はどんどん盛り上がっていったのです。 何事も彼のような態度で臨めば、きっとよい結果がもたらされるでしょう。そしてそのことによって、お互いのエネルギーを大いに高め合うことができるのです。 いま、アメリカは深刻な経済不況に陥っています。原油価格の高騰で物価は軒並み上昇し、毎日不安や恐怖感を抱いて暮らしている人も少なくないと思います。 しかし、同じ状況の中でもまったく不安や恐れを抱くことなく、毎日楽しく暮らしている人もいます。テレビでどんなに暗いニュースが流れていても、ネガティブな感情に陥ることなく、心豊かに生きている人がいるのです。 私たちは誰しも、自分の中に力を持っています。それは選択する力です。いつも恐れではなく、豊かに生きるという選択をすることで、外のいかなる状況にも左右されることなく、豊かに生きることが可能なのです。ゲーテは言いました。自分自身を信頼した途端、あなたはいかに生きるかを知るだろう、と。 いまを大切に生きる 私は大学時代まではかなり知的なことに偏った人間でした。何事も頭で理解できることしか信じることができず、自分の素直な感情や、身体的感覚を軽視して、随分硬直したものの考え方をしていました。 しかし、東洋のヨガと出合い、私のものの考え方は大きく変わりました。ある日、ヨガのエクササイズを一通り終えてリラックスしている最中に、溢れるような幸福感、深い平和的な心に満たされました。私はその状態を、一時的なものではなく、より長く、全人生を通じて保ち続けるにはどうしたらよいかと追究するようになりました。そうして確立した生き方を、ごく少数の人々にご紹介するようになり、それがいまでは世界中の多くの方々から共感をいただくまでになったのです。 私のワークショップでは、こうしたさまざまなヒントをご紹介していますが、そうしたあらゆる機会を通じて、私が最もお伝えしたいこと。それは、人生を楽しんでいただきたいということ。自分の価値に目覚め、さらに高めていく成長の旅を楽しんでいただきたいということです。 死ぬまで幸せになるのを待つ必要はありません。いま、ここで幸せになってください。考え方を変えるだけで、それは可能なのです。自分の仕事に、自分を取り巻く人々に、自分の目の前のすべてに感謝して一日を過ごしましょう。他のことに気を取られて、目の前のおいしい料理を味わうことを忘れていませんか。いまこの時の大切さを見失っている人が、なんと多いことでしょう。 メキシコのある漁村で、一人の男が魚を釣っていました。そこへ一人のアメリカ人がやってきて尋ねました。 「きょうは何匹釣れましたか」 男が答えました。 「十匹だよ」 するとアメリカ人が言いました。「いいことを教えてあげましょう。ボートを買って人を雇いなさい。そうすれば、たくさんの魚が釣れるでしょう。その収益でボートを増やし、儲かったお金で魚を缶詰にする工場を造るんです。さらに儲かってニューヨークに進出することができるでしょう。そこで国際的なビジネスや株式投資にも取り組んで、巨大な富を得てリタイアするのです。 そうしたら、ご家族とゆっくり過ごしたり、ワインを優雅に飲んだり、ギターの演奏を心ゆくまで楽しむ時間が持てますよ」 男が尋ねました。 「ところで、それができるまでにどれくらいかかるんだい?」 アメリカ人が答えました。 「二十年から二十五年くらいでしょうね」 家族と過ごすことも、ワインを飲むことも、ギターの演奏を楽しむことも、この男がすでにやっていることばかりです。それを得るために、わざわざ二十年以上も遠回りをする必要はありません。 いまを大切に生きることです。いま目の前にある大切なものに気づいて、それに感謝して楽しめばいいのです。 小さな行動から自分を変える これまで長らく不本意な人生を送ってきた人にとって、そうした気持ちの切り替えはなかなか難しいかもしれません、深い喪失感から大きな幸福感へ一気に至ることが難しくても、和することは比較的容易にできると思います。 小さなことからでいいのです。いまよりもほんの一歩でもいいから、自分が気分よく感じられること、幸せを感じられることを何か一つ始めてみてください。 行動を起こすことで滞っていたエネルギーが動き始め、それが、自分を次のレベルヘと引き上げてくれるのです。ささやかな一歩が、自分を変化、成長させる大きな一歩となるのです。 あなたが探してやまないものは、すでに自分自身の中にあるということに気づいてください。ありのままの自分を受け入れるのです。幸せを外に求めようとするのではなく、心のあり方を変えて、自分の中に幸せを見出してください。自分の内面を常に幸せで満たしてください。自分の価値に気づき、それをさらに高め、成長していく旅を楽しんでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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