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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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February 26, 2008
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カテゴリ:時事
1)李明博韓国大統領就任
李大統領は日本に好意的な姿勢をアピール。最初の首脳会談が福田首相。まあ、就任式できた国家元首(日本は正式には天皇だが、それはおいておいて)といえば、日本が一番大国だ。アメリカは、ライス国務長官なので、順番からいけば福田首相であるのが当然。

この大統領は、大胆な経済公約を掲げているが、となれば、日米の結びつきを強化するのは、まあ自明の理。中国も関係は大事だが、ここ数年前から明・李氏朝鮮時代の朝貢関係に戻そうとしているのか、高麗王国は中国民族がその昔朝鮮半島に食い込んで領地をもっていたとか、朝鮮民族には屈辱的なことを言い出したりしてるし、中国経済がちょっと勢いが下がってきたのを機に中国一辺倒の投資の仕方でいいのか?という反動がきていて、まだはっきり新大統領の外交政策はわかっていない。

というより、本人も決めあぐねているようで、とりあえず日米にすりより政策を打ち出している。確かに、もともと日本と韓国経済は、垂直統合している部分も強いけど半導体など競合関係のところもあったりするので、日韓FTAを結んで日韓で過剰な設備投資の淘汰を進めないといけないし。

経済重視の大統領なら、妥当な判断といえよう。その代償というべきなのか、北朝鮮政策では、北朝鮮が飲むにはアメリカが相当協力してくれなければ進展しないであろう条件をつけている。完全な核廃棄とさらなる経済援助(一人当たりGDPを三千ドルに引き上げよう。なお、韓国銀行統計によれば、現在1100ドル程度であるから、約3倍の大盤振る舞いである)を交換条件にしているが、これができるには、現在の北朝鮮の要求によれば、アメリカのテロ指定国家リスト解除、停戦協定を平和条約にし、正式な朝鮮戦争終結とアメリカとの国交樹立である。どれも、韓国がアメリカにネゴってもでてこない。いわば、北朝鮮関係についてはアメリカにげたを預けたような格好になってしまう。

これで、こけた人がいる。そう、安倍首相。それまでの日朝関係樹立に向けて動いていた外務省の一部を抑えて拉致問題を大きくとりあげ、対朝関係を悪化させ、日米の対朝関係の足なみをそろえたはずなのに、2年たらずでアメリカに振られた。

安倍首相の二の舞にならないように、祈るばかりである。

2)NYフィルの平壌公演
何をどういきついたらこうなるの?という気もするのだが、なぜかNYフィルが北朝鮮で公演。NYフィル代表にいわせると、音楽で世界を統一しようという、遠大なソフトパワー外交の一環と位置づけているようだ。

もちろん、これは賛否両論。賛成派は何かしら北朝鮮の姿勢を和らげるのでは?とか、より開かれたイメージを求めているというメッセージなのでは?とか、入れないよりかはましというところ。

一方、反対派は、あんな人権侵害のはなはだしいところに公演するなんて。え?じゃ、キューバのグアンタナモはどうご説明する気なのかしら?とNYフィル代表の言葉を待つまでもない。そんなんいったら、中国でもすでに公演してるんですけどねえ。

まあ、勝手にさせてあげたら?

あとは、NYフィルの人たちがみんなインフルエンザにかかっていないか北朝鮮の人は確認しないとね。アメリカではやってるインフルエンザにかかっちゃうと、みんなばたばた倒れそうだよ。アメリカのインフルエンザは、時差攻撃型で、症状がいっぺんにでなくてひとつずつでてくるそうな。友達が3週間もインフルエンザをこじらせてる。

ちなみに、ここのところワシントンで気持ち盛り上がっているネタが、もしかしたらライスが韓国にいったついでに平壌にいくんちゃう?というのがある。クリントン時代のオルブライト国務長官がやったので、二匹目のドジョウというところ。さらに、ライスは、ほら、ピアノを子供のころに習っていたし、ついでにNYフィルも聞いちゃうか、自分も飛び入り参加して弾いちゃう?

が、通常ライス訪朝は奥の手の部類に入るので、何かしら外交成果が生まれないとそういう偉い人はいかない。じゃあ六カ国協議の第二段階の突破口が開けそうか?というと、米議会が大統領選で頭がいっぱいになっている今、とてもじゃないがそんな余裕はない。テロ指定国家リストからの解除は、ここ数日でできるはずもなく、外交成果はあるまい。

というわけで、予想はいかないだろうな。まあ、面白い考えだけどね。





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Last updated  February 26, 2008 04:24:06 PM
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