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テーマ:政治について(19767)
カテゴリ:時事
今日は、オリンピック閉会式と米民主党大会をテレビで見てました。
閉会式までずいぶん手の込んだことを考えてたんですね。けど、何だか大量人数投入は開会式でインプットされたので、それほど感動しませんでした。ただ、あまり中国は偉大である、という点を強調しない分、よりリラックスした、肩の張らない閉会式だったんじゃないでしょうか。 閉会式のテーマソングの一つ、「北京、北京、我愛北京」は、あれ、日本っぽい。しかもSMAPっぽい。なんて思ってネットで検索したら、J-PoPソングライターの人が書いたんですね。道理で。 さてさて、本題に。 今日は民主党大会初日。前日に副大統領をバイデン上院議員に選定して、いよいよ大統領選に向けて、本格始動の姿勢を見せる。 オバマの演説はしあさってだが、民主党員の大物たちがこぞってオバマ支持演説し、共和党から政権奪取を謳いあげる。特に民主党は、ヒラリーが最後まで粘ったため、二つに割れているのが問題なので、それをどう統一するかが注目されている。 また、正式指名されるには、形ばかりの投票を行うが、ヒラリーはちゃんと自分の実績を残すべく自分が予備選等で得た票はヒラリーに投票させる方向で、これも何かと波風を立たせている。 もう一人注目を集めている女性がいる。オバマの妻のミッシェル。以前だんなが予備選で勝っていくに従い、人生で初めてアメリカという国を誇りに思う、と発言して物議をかもした(気持ちは分かると思うが)他、何だかんだと人種差別だ?と難癖をつけられそうな発言で問題視されているので、それをどう払拭するかが注目。 が、あいにくテレビをつけたらミッシェルは終わったようで、エドワード・ケネディ上院議員の演説をやっていた。 この人も演説がうまいです。というより、アメリカ人の受けるツボをおさえている、といった方が正しいかもしれない。 で、ちょっとアメリカ人の受けるツボって何だろう?と考えてみた。 1)難しいことはいわない しゃべる人は、大概何かを言いたいときは何かと小難しい言葉を使いやすい。が、難しいことばは使わない。メッセージは簡単に。 2)間を使う 文章に段落があるように、段落が終わるときは、ちゃんとポーズを置く。これも、プレゼン慣れしていないと、あがってしまって準備してきた文章を読むのに一生懸命になってしまい、肝心の演説もまた聴衆とのコミュニケーションの一種であることを忘れる。 そうではなくて、演説も聴衆あってのコミュニケーションである。早口でタッタタッタ話されても呑みこむのに時間がかかる。ちゃんと、自分の言葉が相手に浸透する時間を与えるべきである。 3)一段落分くらいはメモを見ずに話す 日本人の政治家、官僚などにありがちですが、原稿ばかりに目をやって読み上げている人がいるのは、アメリカではご法度。ちゃんと聴衆とアイ・コミュニケーションを図れ、ということです。 4)段落の最初か最後は、大見得を切れ 自分の演説がニュースで取り上げられると仮定したら、メディアがこの部分をとれば、自分の言いたいことが伝わるように、きれいにまとめて、かつ強い言葉を使う。「夢を取り戻そう」とか。そうすると、スタンディングオーベーションを受けます。あと多分、メディアが変な風に自分の言葉の揚げ足を取らないようにという配慮も入っているのかもしれません。 5)大きな声ではっきりと発音しよう 聴衆は老若男女います。みんながちゃんと聞こえるように、はっきりと発音しよう。そうすると、スピードは落ちます。早口にはなりにくくなる。 このくらいかな。今日の気づきは。明日はヒラリーの演説。彼女の演説も聞いてみて、何かあれば追加したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 26, 2008 02:28:21 PM
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