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テーマ:気になったニュース(30420)
カテゴリ:時事
日本は、すでに北朝鮮への関心は薄くなってしまったのだろうか?それとも中山大臣の辞任話がそんなに盛り上がるネタなのか?
まあ、過度に北朝鮮拉致問題への関心を寄せるのも困り者だが、なさすぎるのもどうよ?と正直思う。一応、近隣諸国を見回して、日本にミサイルの照準を当てているのは、北朝鮮であることに変わりはないのだから。 けれど、今度の麻生内閣でとうとう拉致問題担当大臣はでなかったですな。もう安倍政権の遺産は引き継がないという意思表示だろうか。 ま、とりあえずもう少し冷静かつ柔軟に日本政府も北朝鮮に立ち向かえることだろう。 が、せっかく拉致問題の過熱がさめたと思いきや、今度はアメリカが核問題解決に向けて完全ストップ。 ついてない北朝鮮。 限りなく大統領選のせいだと私は思うが、マケイン側からブッシュにあまり俺の掲げる政策と食い違うことをしてくれるなと申し入れがあったと思われる。実際オバマは、マケインはブッシュ第一期と同じと吹聴して回ってるし、ブッシュの方向転換は、オバマのいっている政策をやってるともいわれている。 もっといえば、マケインがブッシュに、北朝鮮を怒らせるようなことをしてくれ、そうしたら有事に強いイメージをもつ俺が当選するから、くらいに言っているのかもしれない。実際、グルジアの一件、マケインがかかわってる痕跡があるようだ。マケインのアドバイザーの一人がグルジア政府の元アドバイザーをやったことがある人で、グルジアと強いパイプがあるそうな。金と武器を渡してこれでロシアをけしかけろといったのかな、と思われる。大体が、オバマの休暇中を狙っているところからして怪しい限り。 で、以前書いたように、アメリカは北朝鮮をテロ支援指定国家リストからはずすといって北朝鮮にすべての核プログラム申告書を出させておきながら、期限が来ても結局はずさず、経済制裁もはずしたものの、同日同じような経済制裁を国内企業に義務付けた。 北朝鮮とアメリカその他の国との取引は、基本的に片方が何かしたら、もう片方が何かする、という形をとっているので、(相互不信が強すぎてそれくらいでしか合意できない)アメリカが動きを止めたら、当然北朝鮮も止まる。 なので、今回誰が悪いといえば、アメリカの方だ。けれど、日欧米メディアを見る限り、ブッシュが悪いと北朝鮮側の弁護をしようとするところはない。 だが、きっと北朝鮮も大統領選の年は、前半でアメリカの活動は事実上ストップするというのは織り込み済みなのだろう。当然口ではアメリカの動きを非難するけれど、核施設の検証に入っているIAEA査察官を国外追放するにはいたっていない。 ここで、疑問が一つわいてくる。この言動不一致はなぜおきる? もちろん、金正日が病気で、直るまでとりあえず現状維持するにとどめることにしたという可能性もある。 が、少々うがった見方をすれば、北朝鮮はオバマ支持である。 昨日も書いたが、オバマは事態が許せば金正日と会う可能性を否定しない。これは歴代アメリカ大統領は一人も実現しなかったことだ。(クリントンは会うという話まではあったが、実現に至らずタイムリミット)もちろん、マケインは会おうなんてかけらも思うまい。 となれば、二人のうち、オバマの方が北朝鮮にとって都合のいい大統領候補である。 さて、となれば、どうしたら金正日はオバマ支援ができるか?それは北朝鮮がおとなしくして、現状維持させること。ブッシュの仕打ちに過剰反応すれば、マケインは、それみろ、北朝鮮は何をしでかすか分からない国だ、そんなやつに会おうなんていうオバマの頭はどうかしてる、未熟なやつにアメリカ大統領は務まらん、と吹聴し、金正日に会おうといってくれているオバマの顔をつぶす。 だから大統領選を静観してる。 とりあえず、査察官は年内までいてよしということになっているそうなので、ということは、大統領選後となり、物事は12月になったら動くかどうかに見極めがつくだろう。マケインになったら、とっとと追い出すかもしれないが。オバマなら、そのままいてよしというだろう。 今後も目が離せません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 28, 2008 03:09:25 PM
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