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テーマ:気になったニュース(30422)
カテゴリ:時事
今日はイースターです。で、朝一に飛び込んできたのが、ソマリア海賊に捕まっていたアメリカの船長さんが無事に米海軍に救出されたニュース。
さすがですね、アメリカ海軍は。というよりは、オバマ以下断固とした態度を貫く、このシステムが。 アメリカの貨物船が海賊にとらわれて、まずは米海軍出動で、船と船長以外の船乗りは救出。後は船長一人を人質にしてアメリカ政府と交渉。で、今日まで5日間。 とうとう、交渉中に海賊が船長に銃を突きつけるや、即行でスナイパーが海賊3人を射殺し、交渉人一人を逮捕。幸いにして船長は、無事。 オバマ政権の最初の試練という見方をCNNは報道していましたが、前日オバマから人質に命の危険があるときは、武力行使の了承をとりつけてあったようだ。 で、この断固とした態度から、オバマはようやく世界にタフガイであることを納得させられたのではないか、という見方を示していました。 まあ、オバマ政権の最初の試練というのは、経済危機であったり、G20・ヨーロッパ周遊、北朝鮮ミサイルであったり、したわけなんだが、なぜにこれをもって最初の試練とする?というつっこみは、みんな人質無事救出、というおめでたいムードで盛り上がっちゃったから、多少大げさなのは大目に見ざるを得ないのか?(でも、つっこみたい) 正直、どれもまあぼちぼちで、ようやく及第点がとれた、初めての試練というのが、正確だと思う。 けれど、日本であったら、大変なことになってたろうなあ。 海自を派遣したのはいいけれど、パトロールと同じ法規制でいっちゃったわけで、交渉中の海賊を自衛官を狙ったわけでもないのに射殺なんてできないよ。 きっとずーっと海賊と交渉してるんだろうか?するんだろうな。そうして、人質の体力だけが蝕まれていって、問題が解決する前に先に倒れちゃうんじゃん?人質になりたくないな、ますます。(そもそもそんなところにいかないが) また、派遣された方もいい迷惑だ。いくらねじれ国会だといったって、海自の自衛官や貨物船の船員たちの命がかかっていることだ。超党的に解決できないものか? きっと、二大政党制に移行していくにつれ、日本が学ばねばならないことは、いくらでも政党同士が戦ってもいいけれど、超党的に解決しなきゃいけない問題があるってこと、じゃないか? さらにいえば、オバマは国内だけじゃなく、国外からも難問を突きつけられて、もまれていく。日本の首相、そんな大それたことを誰も考えもしないし、されても困るし。リーダーシップの欠如って言ってみたところで、いつものことだよ、で終わりそう。(小泉は異例) そういうところで、どんどんスケールが違っていくのよね、きっと。 あと、面白かったのは、人質の家族のメディア対応。家族本人がでてくるかと思いきや、市長さんをスポークスウーマンに立ててる。(実に頭いい、と思った)日本だったら、家族全員でてきて、ご迷惑をおかけしました、ありがとうございます、ってずーっと頭を下げてないといけないけど。家族がでてこなかったら、日本人たちは怒り狂いそうじゃない?みんなで心配したのに、直接礼を言うのが筋だろうって。 そんでもって、出てきた日にゃ、メディアが数日間は追っかけまわして、超プライバシー侵害で家族の神経を寄ってたかってすり減らすんじゃなかろうか。 というわけで、ハッピー・イースターで終わった日曜なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 13, 2009 02:25:41 PM
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