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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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July 9, 2009
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カテゴリ:時事
最近、北朝鮮はアメリカからの話し合いに応じようとせずに、核実験とか、ミサイル実験にいそしんでいる。

以前、北朝鮮はアメリカとの交渉に応じるはずだと予告しましたが、今でもそのうちにそうなると思っていますが、それまでの道のりとして、以前だったらアメリカから話そうといえば応じていたのに、はて、北朝鮮はどうしたものか?とずっと疑問でした。

で、最近、こんな仮説に行き着きました。

金正日は、自らの死後、若き後継者の金正雲がアメリカと今後交渉しやすいように、自らの足跡(レガシー)を残すべく、核ミサイルを完成させるまで、アメリカと交渉する気はない。

つまり、核ミサイルを持っていれば、核保有国として押しも押されもしないステータスを獲得できるわけで、核ミサイルを持つことは、子供の金正雲が金正日死後アメリカと交渉するのにも、しやすかろう。また、核ミサイルをもつということは、国家の威厳を向上させるし、金正日の名声にもつながる。父親の金日成は北朝鮮という国そのものを作ったということで、そんなレガシーを考える必要はなかったけれど、金正日の場合は何かしら必要だと考えられる。

さらに、アメリカと交渉して、なまじ話が進展して、核プログラムの全申告、凍結、核施設視察を受け入れるという話になると、核ミサイル開発を遅らせてしまう。事実、クリントン時代にアメリカと取り決めた、枠組み合意から北朝鮮がよくいう愚痴は、8年間核プログラムを凍結させられた、というものだ。(いや、あんたたち、重油はもらい続けましたから、ただじゃありません)そして、奇しくも国務長官はヒラリーなので、嫌でもクリントン時代を思い起こさせられるというものじゃないか。

ので、金正日は、自らの寿命と核ミサイル開発完了までの時間と、時間との競争をしている、と考えている。

だから、オバマが最初から北朝鮮と話し合う気配を見せたがために、北朝鮮は一方的にアメリカとの交渉を断わらざるを得なくなった。マケインだったら、どっちもどっちで、別に明らかに北朝鮮のせい、と思われなかったろうに。

ので、オバマにとっては皮肉なことに、のっけから、北朝鮮にそっぽを向かれた、といえるのではないだろうか。

弱いものが、強がりをいうのは、内心びくびくしているからだ。最近の北朝鮮の強気の態度を考えると、内部で不安要素が大きくなっている。政争があるわけじゃないから、一番可能性が高いのは、金正日が自らの健康に不安を感じるようになったからではないだろうか。

そう考えれば、ずっと前から後継者を指名すると思われたのに、ずっとしなかった金正日がいきなり後継者を指名したのも、納得がいく。

また、以前ならアメリカが交渉しようよ、といえば、ほいほいついてきたのに、今回は見向きもしない。可哀相に、ボズワースは東アジアをうろうろしているだけだ。まあ、ボズワースは、タフツ大学学長のポジションを辞めた訳ではないので、片手間に俺たちと話し合う気か?ブッシュ時代とずいぶん待遇は落ちてると思うんだが?と北朝鮮が不信感を募らせているのかもしれない。が、ここまでの態度は、ちょっと以前とは違うと思うんだ。

だから、オバマ政権としてはほとんど何か出来るということはない。出来るとすれば、北朝鮮が核開発に必要な情報や物資供給をできるだけ遅らせ、北朝鮮の核ミサイル開発の前に金正日を死なせることくらいか。

そういう意味では、アメリカが中国に石油を止めろ、というのは非常に意味があるのだが、中国からの返答は、今真剣に議論しているところだ、とちょっと前向きな答え。が、あまり期待はしない方がいいだろう。

むしろ、PSIを国連決議で勧告したので、北朝鮮の船をアメリカは公海で臨検するか?ボールは北朝鮮にあるのに、アメリカの肝試しをさせられるという、状況に陥ってしまった。

人知れず沈めるか?公にして、大々的に北朝鮮を非難するか?無視するか?どれも、あまりいい策ではないよね。





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Last updated  July 9, 2009 02:07:38 PM
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