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カテゴリ:映画
この間映画「めがね」を観てきました。
結論、何だか微妙な映画ですねえ。 確かに、与論島の砂浜はきれいだし、カキ氷もおいしそう。 都会の喧騒を避けるのには、最高の場所のような気がするし、携帯が入らないところにいきたくなる気持ちも分からないでもない。 たそがれるのが才能の一つ、というコンセプトも面白い。(多分、ぼけっとして飽きない、ということだろうけど) それよりも、ちょっと不思議というか、面白いところがある。 この島の民宿、ハマダの周りには、貨幣がでてこない。互いに、もらい、もらいあって生きている。 カキ氷をあげると、取れた野菜とか、子供の絵とかをもらう。氷は氷屋さんからもらう。BBQのお肉ももらう。魚は釣ってくるし、野菜も育てる。 半分くらい、そんなんでちゃんと生活できるんだろうか?と思う。 けど、この映画は、人間社会って何かをもらって、何かをあげる、という形で生きている、といいたいのかな。 人間、いろんな不満はあるけれど、本当は色んな人に色んなものをもらったり、してもらったりしてる。 けど、社会が複雑になりすぎて、その仕組みがよく見えなかったり、すぐそばでもらっているのに、すぐそばすぎて気づかなかったり。 それとか、もらっていても、そのもらうものの価値が、あげる人のと違ったりする。 あげる人は、いろいろ考えた上であげているのに、もらう側は別のことに気を取られていて、その好意を十分に汲んであげられなかったり、ただ単にもらうことに慣れすぎていて、いちいち感謝の思いを伝えていなかったり。 けど、みんなが素直に与え合い、もらいあい、すれば本当は生きていけるんだよ、と。 食い逃げとか、もらいっぱで、フリーライダーが生まれるんじゃないのか? という疑問が当然わく。 けど、そのリスクを無視して、与えてみる。すると、100%ではないにしても、何かをもらえるんじゃないかな。 そうしたときに、もらえるものって、その場は何でもないものかもしれない。けれど、後で生きてきたり、思いつかなかったけど、いい結果をもたらしたり。 けれど、確実に厚意、好意の好循環を生んでいる。 そういう、いい環境に身をおくのは、ストレスが減るし、気持ちもいいじゃないですか。 けど、言葉にすると、何でこう、説得性がないんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 25, 2009 03:58:14 PM
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