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ゆきよきの言語学・夏目漱石・日本史

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2013年12月02日
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カテゴリ:学び方・振り返り
(3)西洋哲学を概観する学び

 本稿は、恒常的な論理能力の向上を目指して、毎月の学びの過程を振り返ることで、学びの深化を図ることを目的として執筆しているものである。

 前回は、小論「文法家列伝:古代ローマ・中世編」の執筆過程における学びを振り返った。前稿の「言語過程説から言語学史を問う」では深く追求できなかった古代ローマ・中世期の言語研究を取り上げて、それなりの成果を把握できたことを述べた。一方で、言語研究と社会や精神一般とのつながりを深めることはできず、今後の課題となったことを述べた。

 さて今回は、2013年11月の学びの2つ目の目標である、西洋哲学を概観する学びについて振り返っていく。

 今回西洋哲学の概観をテーマとして設定したのは、来年の例会でシュヴェーグラー『西洋哲学史』を読んでいくことになったのが直接のきっかけである。しかしこれ以外にも、言語学史の把握を深めていくために、学問一般たる哲学についてその歴史を含めて学んでいくことが重要であるという視点も、西洋哲学の学びの動機としては挙げられる。

 まずは高校レベルのアバウトな把握を行うために、三平えり子『聴くだけ倫理』に取り組んだ。この書は高校倫理の教科書の内容を網羅したもので、題名にもある通り、CDが付属してあり本文を目で追うだけではなく耳からも学べる仕掛けになっているものである。CDのMP3データをパソコンに取り込み、それをさらにスマホに落として、職場への行き帰りに本文を見ながら聞いていった。まだ1度しか聞いていないが、何度も繰り返し聞きながら読むことで、単なる黙読以上の早さで像を定着させることができるように思う。また、聞くだけや黙読だけなど、いろいろな形態で学んで、高校レベルの把握は早急に成し遂げたい。

 また、岩崎武雄『西洋哲学史』も購入して読んでみた。こちらもシュヴェーグラー『西洋哲学史』への準備として、西洋哲学史の概観を把握するためのものである。全体として、人間とは何かという問いへの回答が進展していく歴史が西洋哲学史だとの把握から、カントを頂点とした宗教と理性の分離の歴史を説いているような印象であった。17世紀の哲学くらいまでは非常にすっきり良く分かる著作だと思ったが、それ以降、もともとの哲学が分かりづらいこともあってか、なかなかスムーズに理解できなかった。この著作も繰り返し学ぶことで、一般的な西洋哲学史のイメージをまずは構築しておきたいと思う。





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最終更新日  2013年12月02日 15時51分36秒
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ガラスの玉は、本物の真珠をきどるとき、はじめてニセモノとなる。

政治の分野であろうと学問の分野であろうと、革命的な仕事にたずさわる人たちは道のないところを進んでいく。時にはほこりだらけや泥だらけの野原を横切り、あるいは沼地や密林をとおりぬけていく。あやまった方向へ行きかけて仲間に注意されることもあれば、つまずいて倒れたために傷をこしらえることもあろう。これらは大なり小なり、誰もがさけられないことである。真の革命家はそれをすこしも恐れなかった。われわれも恐れてはならない。ほこりだらけになったり、靴をよごしたり、傷を受けたりすることをいやがる者は、道に志すのをやめるがよい。

孤独を恐れ孤独を拒否してはならない。名誉ある孤独、誇るべき孤独のなかでたたかうとき、そこに訪れてくる味方との間にこそ、もっとも深くもっともかたいむすびつきと協力が生まれるであろう。また、一時の孤独をもおそれず、孤独の苦しみに耐える力を与えてくれるものは、自分のとらえたものが深い真実でありこの真実が万人のために奉仕するという確信であり、さらにこの真実を受けとって自分の正しさを理解し自分の味方になってくれる人間がかならずあらわれるにちがいないという確信である。

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