私のたからもの

スェーデンのアクセル君の話を聞けば聞くほど
まじめに移住を考えてしまった。

スェーデンの消費税は25～30％もあるらしい。
一瞬「えっ！？　そんなに？」って思うけど
教育費は無料（大学まで）
幼稚園・保育園も超格安
医療費も無料
生活の中で　大きな出費を必要とするものが
ほぼ無料に近い。
日本では大きな事故や病気などが理由で生活が苦しくなる“弱い立場”の人に対して
スェーデンはとても対応がやさしいと思う。
これなら高い消費税をとられても　快く払う気になる。

物価についていえば
食品の値段は日本とほとんど変わらない感じらしいけど
交通費は日本よりも安い。
住宅費のことは聞かなかったけど
たとえ首都圏に住んでも
街が自然に覆われている環境であることは間違いない。

そんな話をしている時に　アクセル君（まだ19歳）が
「彼女と“子供が欲しい”って話しているんだけど、
　今はまだ勉強の方が大事かなって思って・・・・」と、言い出した。
これから大学に入学する若い二人が“今、子供欲しいね”なんて会話
日本では考えられない。
「もしかして・・・・」と、隣にいたＫちゃんが聞いた。
「もしかして、スェーデンでは出産費用も無料なの？」
「うん。無料だよ。どうして？」
「えぇっ～～～！！！　日本では出産は病気じゃないからすっごくお金がいるんだよ！」
「僕が生まれた時、お父さんお母さんはまだ大学生でした」
「日本ではお金がないと子供は産めないよ！！」


衝撃を受けている私たちの横で、それにまたびっくりしているアクセル君。
「スェーデンって、人にやさしい国なんだね」という私の言葉に嬉しそうに頷いていた。

私は、車や電化製品や漫画・アニメが有名な国よりも
人にやさしい国に住みたいなぁ・・・・・。