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暖かな霜月。
おかげで畑の秋野菜たちも例年になく元気がいい! 人参・大根・こかぶ・しょうが・こんにゃくいも・大豆・ささげ豆・かぼちゃ。 この時期、我が家の食卓の自給率は80%近くにもなる・・・ありがたいことだ。 昨日は、人参とコカブの3度目の間引きをした。 種を蒔くときって、わざと込み合って育てることが多い。 人参などの小さな芽は、集団で育つことで その一帯に他の草が出てくるのを抑えるメリットがあるからだ。 でも、そのままギュウギュウ詰めのまま育つと お互いに栄養や光を奪い合い、どれも大きくならないので 適当な間隔を保つように間引いていく。 ・・・・・・・ 「たくさんの中から削ぎ落とす」 それは名人と呼ばれる人の所作にも共通するところがある。 僕は3歳の頃から大学まで剣道をしていたのだけど 熟練した師範の技は、無駄が無く とてもシンプルだ。 そして、それは形だけを見れば、初心者にも簡単に真似できるように見える。 けれど、師範のそれは 様々な稽古や試行錯誤を重ね その上で、削ぎ落とすというプロセスを経てきたもの。 そこには、結果だけを真似ようとしても、辿り着けない深みがある。 ・・・と、今ならそう気付けるんだけど 昔は「どうしてこんなおじいちゃんにコテンパにやられちゃうのか?」 悔しく、また不思議でしょうがなかった。 まぁ、そのとき気付いていたら 僕の剣の腕も少しは上達していただろうに・・・。 とにもかくにも・・・拙速戒むるべし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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