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カテゴリ:出産・子育て
寝たいときに眠る特技[後編]:間合い 中編では、起きているときには、剣道でいう「驚懼疑惑」を慎むとよい、と述べました。 自己暗示によって、これを軽くするとよいともいいました。 そして、日中も、安らかな気持ちでいられれば、寝るときの自己催眠も「よく利く」とも。 同じ剣道の参考書(昔見た本で、しまいこんでしまったものか見つかりませんでしたが)に「間合い」というのが出ていました。 「相手との間に、適当な距離を保つことが大切」というのです。 武道で、やり対やりの試合なら間合いはかなり遠くになります。 刀とやりではちょっと距離は近づきます。 刀と刀では、もっと距離は近づきます。 素手対素手なら、さらに、もっと近づくわけです。 私たちの生活でも、「人様との間合い」があります。これが、適切な距離を保てば争いはなくなり、対人関係の悩みも少なくなります。 間合いが必要以上に遠ければ、仙人のような生活になってしまいます。「引きこもり」もこれにあたるでしょう。 でも、ここでは、「心の間合い」を話題にします。 道を歩いていて、いきなり酔っ払いに「ばかやろう」と怒鳴られても、心の間合いが離れていれば、腹を立てないで済みます。 人様と接しながら、相手により、間合いを少し狭めたり、少し離したり、これを意識的に試みていくと、中編の「驚懼疑惑」の「慎む努力」も少なくて済みます(たとえば、お子さんのお母さんに、教育の仕方を聞いて参考にする。けれども、同じ生活をしようと思うほど「間合い」は近づけない。これで、「うらやましがる」こともなくなる。などがそれです)。 対人関係の悩みが少なくなれば、それだけ、寝るときも自己催眠が「よく利く」ことになります。 よく眠れて、休養が十分に取れるのであれば、心身ともに健康を保つことになります(お医者さんに眠剤を飲むように勧められている方で、自己催眠の効果が現れたと思われた方は、薬を急にやめるのではなくて、これから増やさないですむかもしれないし、さらに減らすことができるか、お医者さんと相談をしながら工夫をしていくことが大切です)。 日中も安らかな気持、楽しい気持ちでいることになれば、家庭が明るくなって、お子さんの教育上も、まことによろしい、ということになります。 「人生の初志」は、「最後に「楽しかったよ。ありがとう」と言えるような生活をする」ことにしました。
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