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カテゴリ:出産・子育て
お母さんの「主張」
お母さんは子育てをしてきました。 そして、いま「親離れ・子離れ(子育て爺[18])」が進んでいます。 それで「もう、このまま、お任せで行けばいいのね」このように思っていませんか。 鳥の世界の話です。 親鳥は小鳥の巣立ちを遠くから見守ります。しかしそれだけではありません。天敵である大きな鳥などが小鳥を狙っていないか、親鳥は注意深く見張っています。もし、そういった敵が小鳥の命を狙っているのなら、親鳥は敢然と戦いを挑みます。小鳥の命を守ろうとします。 私たちだって、親から子へ、そして孫へ、と、安全に、命が受け継がれていくかどうかを、見守る必要があります。 その、一番大きい問題は、戦争です。 戦争中に、親戚のおじさんが、駅で4~5駅先でしょうか、出かけた時に、私(5歳の頃)はついていきました。その帰りです。急襲警報が鳴りました。本来だったら、地下壕に隠れなければなりませんが、駅に止まったまま動かない列車の中で、みんな静かにしています。防空壕に隠れて初めて安心できる私は、我慢しきれなくなって、大声で泣き出しました。汽車や客車は空襲で狙われると知っていましたし。 「うるさいなあ」「この子供、つまみだせよ」などの大人の声の中に、かなりの年配のおじいさんが慰めるように「死ぬときは、一緒だからな」と言いました。わたしは「いやだよ、いやだよ。おじいさんは、どうせ、もうすぐ死んじゃうんじゃないか。ぼくは、まだ、死ぬのは嫌だよう。」「大人が悪いんだ。大人が戦争を始めたんだ。ここはみんな、大人じゃないか。みんなが悪いんだ」と、みんなをにらみまわしました そのとき、誰かがなにか低い声で言いました。 わたしは、客車からつまみ出されるのかもしれないと思いましたが、誰も何も言いません。私を小突きもしません。 さっきのおじいさんを見ると、申し訳ないような顔をして、うなだれています。つれてきてくれた親戚のおじさんは、「私はこの子と関係ありません」みたいな表情で、知らん顔をしています 言うだけ言って、これから私がおこられる番になるってところで、何も起こらないものですから、私は、拍子抜けをして、ただ、一生懸命に涙をぬぐっていました。 やがて、静かに汽車は動き出しました。気がつかないうちに、急襲警報解除も、警戒警報解除も鳴っていたのでした。 それから、降りる駅に着いて、人ごみにまぎれて、無事帰りました。親戚のおじさんに一つだけ聞きました。「あの時、なんでみんな静かだったの」そしたら「「憲兵がいるからな」と言ったのさ。おじさんがいったんだよ」と言って大きな声で笑いました。 戦争が起こった。たくさんの人が死ぬ。誰が悪いの。大人さ・・・・・・・。 実際には、女性は、当時、選挙に投票ができなかったのでした。男性も、全員が投票できるわけではありませんでした。 あんな大きな戦争があって、何百万人の人が死にました。得たものは「男女同権」と「参政権」です。 「何百万人の人の命」と「選挙で投票する権利」とを交換したことになります。 親から子へ、そして孫へ、と、受け継がれていく「命を守る方法」は、「選挙しかないのかも?」 実に簡単な「政治を良くする法」 ーつづくー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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