カテゴリ:宮廷女官チャングムの誓い
医女試験に合格し、修練生となったチャングム。
これから半年の間で50の試験を受け、成績のよい順に配属が決まることになる。 成績は優、秀、良、可、不可で付けられ、 不可を3つとると落第となり、医女の資格を得ることが出来ない。 チャングムはさっそく、教授シン・イクピルから不可を一つ与えられる。 医師の資格もないのに、キム・チソンの子供(前回放送分)の治療を行い、特別なはからいを願い出たと報告されていたからだった。 「中途半端な知識で怖れも知らず、治療をするなど医女にあるまじき行いだ。お前は必ず落第する!!」とシン教授から厳しく叱責されたチャングムだった。 シン教授により修練生たちの授業が始まった。 「天文図を見て星座を学べ。星の動きで季節がわかり、その年の気候もわかる。人も自然の一部。病も自然の中でとらえねばならない。」 「薬に使われるのは草の他に何がある?」 「薬として使う土が18種ある。言いなさい!!」 「人体から出る薬とは何だ?」 早口に繰り出される質問に、瞬時に答えなければならない修練生。 答えに自信がありげなチャングムだったが、シン教授は目があっても彼女を無視しつづけた。 意を決したチャングムは、シン教授に直訴する。 「先生、無資格で治療をしたことは反省しています。でも特別なはからいを願い出たというのは誤解です。」 「お前は医術を志す品性のかけらもない!!」と言い放つシン教授だった。 修練生たち(チャボクとチヨドンら)はグループに分かれて自主学習することになったが、教授に嫌われているチャングムは、仲間に入れてもらえない。 シンビという修練生と2人で勉強することに。 (このシンビ役の可愛い女の子は、「オールイン運命の愛」でスヨンの幼少時を演じた女優さんですね。気がついた方おられますか?) 課外授業に出る一行。 「息を吐きながら10歩以上、息を吸いながら5歩以上歩け。」 「医師は自ら養生する方法を知り、実践し、養生法を広めるのだ。」 「胸で呼吸せず、下腹で呼吸せよ。体内の邪気が抜け出すのだ。」 「10回以上噛んで食べなさい。脾臓、胃腸の病にかからない。」 一方、もう一人の教授イ・ヒョヌクは、経典を読み解いたチャングムの聡明さに着目する。 チャングムは書き取りの問題を出す役目を指示される。 宮廷に戻り、司憲府(サホンブ)の監察官の任に就いたチョンホ。 同士を集めようと、理想を同じくしたかつての仲間を訪ね歩くが、宮廷の争いごとに巻き込まれるのを嫌って、皆から断られる。ウンベクも説得しようとするが、やはり断られる。 また、トック夫妻はチョンホから「王様がトックさんの料理を食べたいとおっしゃっている。」と出入りを許され、以前のように宮中に酒を納めることが出来るようになる。 トック夫妻の家でオンドル(床暖房装置)の修理を手伝うチョンホ。それはここから修練所に通うチャングムのためだった。 シン教授の授業で薬草とその効能について、医学の知識の豊富さを披露するチャングム。 口頭試問では、シンビは可に対してチャングムは優の成績となった。 続いて「薬と毒について、区分し知っていることを全部書け。」との筆記試験が。 結果が発表されたが、シンビだけが合格で、チャングムを含めた他の修練者は全員不可となっていた。チャングムは2つ目の不可になり、他の修練者たちも腑に落ちない。 チャングムは再びシン教授に直訴する。 「医女として品性がない、とはどういうことですか、教えてください。」 「怖れを持つ、これがお前に欠けている。」 「わかっています。鍼治療を練習していて師匠の命を危うくしたことがあります。しばらく鍼がもてなくなりました。」 「そこから何も学んでいないのだな。謙虚さがまるでない!!」シン教授のチャングムへの厳しい評価は変わらない。 「洗濯、炊事、掃除全てを私がやります。お怒りを静めて私を医女にして下さい!」 「私は怒ってなどいない。お前に不可をつけたのも、医女の資格がないから不可をつけたのだ。」 みんなの分の炊事、洗濯を、勉強を続けながら、するチャングム。 夜遅くまで井戸端で食器を洗うチャングム。 「医師は意地でなるものではない。悪あがきはよせ。」とシン教授 一方のイ教授はチャングムを呼び出し、修練生全員で宴会に出席するよう言い渡す。 「うわさをきいたぞ。シン教授から不可を2つつけられたそうだな。 私が取り消してあげよう。宴会に芸者を呼ぶなと王が命令されているから、お前たちが行きなさい。医女を芸者あつかいするな、との通達があるが、実際には守られていない。皆と一緒に生きなさい。お前は賢いから気に入られるだろう。」 しかし宴会の日はシン教授の実習と重なっていた。 修練生たちは、「仕方ない。」とイ教授の指示に従わざるを得なかった。 チャングムは一人、洗濯を続けた。思うようにいかない自分に涙するのだった。 実習の日の朝、修練生たちはみな着飾って出かけていった。 シンビとチャングムだけが実習のために残ったのだった。 シン教授は二人を患者の前に連れていき、診察させる。 チャングムは脈と顔色、痛む腹部の触診で「病名はキチョウです。」と報告する。 シンビは「よくわかりません。」と答える。診断ができるまで、10日ほどかかるとも。。。 シン教授は「10日間の猶予を与える。病名をあて正確な処方箋を書け。それがテストだ。」 早くに診断を終えたチャングムを思い、「迷惑がかかってしまいます。」と躊躇するシンビ。 「チャングムは患者の世話をしろ。身体を拭いてやりなさい。」とシン教授。 宴会に借り出された修練者が戻ってきたが、シン教授の怒りに触れ、授業も試験も受けるなと言い放つ。 事態に驚いたイ教授が、シン教授に抗議する。 シン教授は「王様からも医女に芸者のまねをさせるのは、禁止とされているのになぜですか?」と糾弾するが、イ教授は 「お前のその頑固さが誤診を招いたんだぞ。宮廷の高官を誤診で死なせたお前が意見など言うな。私にははむかうな!」意見を言うことができないシン教授。 イ教授は叱られて修練所で待っていた医女たちの元に駆けつけ、「授業を受けなさい。」と指示する。 シンビの診察が続いている。 「お姑さんがきつくて、その度にお腹が痛むの。と泣いて訴える患者。 「口寂しいとき、塩を食べ、土を食べるときもある。」という別の患者。 チャングムはこの患者が土を食べていることを言い当て、 「シン先生は正しかった。私はうぬぼれていたわ。患者さんの状態や生活習慣に目を向けず、自分の知識だけで診断していた。よかったら、あなたの記録を見せてくれる?」 「いいわよ。でもただ書き溜めただけよ。」とシンビ。 10日が過ぎ、「3人の患者の病名を処方箋をいいなさい。」とシン教授。 チャボク:「患者1と2はお腹が張って手足がやせています。キチョウです。処方はブンインキインです。」 チョドン:「患者3は胸が苦しくて動悸がし、お腹が痛くてはっているのでシンツウです。静熱リュウツトウを処方すべきです。」 お前たちはどうだ?とシンビとチャングムに尋ねる教授。 「患者1と患者2は、症状と脈は同じでした。しかし違う病気のようです。 患者1は手足がやせていてお腹が大きく膨れています。姑の話をするだけで泣き出したところを見ると、精神の緊張によるキチョウでしょう。処方はブンシンキインで良いと思います。」 「患者2は患者1とよく似た症状と脈ですが、お腹を押すと固いしこりが感じられました。患者1は胸とお腹が張っていますが患者2はお腹だけ張っているという違いがあります。また、塩、お茶の葉、土を食べたがるところを見ると、ぎょう虫による膨れです。処方はショウコトウです。 患者1と症状、脈は違いますが、患者3のシンツウの症状は精神の緊張が原因で、患者1と同じブンシンキインを処方すべきです。」 「患者1と2は症状は似ているが原因が違うので処方も違います。 患者1と3は症状は違うが、原因が同じなので処方も同じでよいと思います。 「なぜわかった?」とシン教授。 「シンビがつきとめました。」 「いいえ、原因と処方をつきとめたのは、チャングムです。」 「いえ、私は今までの知識だけをたよりに患者に向き合うことをせず、診断を下しました。でもシンビは違います。」 「私はまだお前を信用することができぬ。。。」と教授。。 修練生全員に教授が告げる。 「もう一度薬剤区分の試験をする。わかる範囲でいい、薬と毒のを区分せよ。」 「この試験に落ちると、不可が3つになる者が一人いる。本人がよくわかっていよう。 でははじめ!!!」 絶体絶命のチャングム。さて来週は????? ************************* 長いレビューを読んでいただき、ありがとうございます。 実は7000字くらい書いたのを、なぜかPCが勝手に終了になり、全部没になりました。 (私の時間を返して~~~) 再度、入力しておりましたのがようやく完成しました。 いやぁ、シンビさん、綺麗ですね。。 一見、あまり秀才とは言いがたい感じで頼りなく感じてましたが、実はシンビが最も正確に診断する術を知っていたのですね。。こういうシブイ人になりたいものです。 チャングムとシンビの診断を報告する場面は、こうやってレビューを書いていてもあまりよくわかりません。微妙な違いをしっかり見つけて処方する医術という分野はなんと大変な仕事かな;あと改めて感じ入った次第です。 女官編に比べて、医女修行時代はどうしても場面が地味でいけませんです。 なんとかチャングムに料理をしてもらって、よだれがジュル~~っとでそうな調理シーンを復活してもらいたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ゆりママさん、こんにちは。
シンビいよいよ登場ですね。実際はシンビ役の女優さんはヘギョちゃんと同い年だそうです。それにしても実際は同い年なのにヒロインの子役を演じると言うのも微妙ではありますよね。 う~ん、久しぶりにヘギョちゃんのあのお美しい顔が見たくなったな(笑)。 (2006.06.19 13:25:00)
>ゆりママさん、こんにちは。
ねろさん、いつもコメントありがとうございます。お元気でしたか? >シンビいよいよ登場ですね。実際はシンビ役の女優さんはヘギョちゃんと同い年だそうです。それにしても実際は同い年なのにヒロインの子役を演じると言うのも微妙ではありますよね。 ちょっとしらべてみましたら、彼女はハン・ジミンさんという女優さんですね。3世代同居の大家族で暮らしておられるそうです。もともと大学では幼児 教育専攻を希望していたのが、韓国の老人福祉関連事業の遅れを知り、高齢者のためのシルバータウン建設の必要性を感じ、社会事業学専攻に変えた、そうです。 う~~ん、素晴らしい。ただ可愛いだけじゃないんですね。。。 >う~ん、久しぶりにヘギョちゃんのあのお美しい顔が見たくなったな(笑)。 もう一度「オールイン」をリバイバルしませんか? また新たな発見があるかもしれませんよ!! (2006.06.19 19:01:00) |
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