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あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2015.03.06
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カテゴリ:あそび一般

 こどもたちのあそびには、動作や歩行を、途中で「止める(とめる)」ものが幾つかある。その中で、おそらく、最もポピュラーなあそびは、「だるまさんがころんだ」、大阪近辺では「ぼうさんがへをこいた」、地域により「始めの第一歩」あるいは「最初の第一歩」などとよばれるあそびだ。

 これは、鬼が動いている子を見つければアウトなのだが、動いているか止まっているかの判定や、本当に見つけたかどうかの判定が難しいが、あそびが成り立っているのは、そのあそびの集団での、何らかの一致点があるのだろう。それを各自が守る点では、フェアなあそびと言える。

 同様に、高い屋根の上にボールを投げ上げてあそぶ「しけい」あるいは「番号当て」と言うあそびも、ボールを受け損なって鬼になった子の「ストップ(止まれ)」で他の子は逃げるのを止める。

 鬼は、その止まっている子の誰かに、ボールを当てるのだが、その時、フェイントをかけてもよく、そのフェイントに引っ掛かって、動いてしまった子を見つければ、その子がアウトとなる。

 このような、止まっていればセーフと言うのとは違って、アウトになると止まるあそびが、「氷鬼」あるいは、その派生系の「バナナ鬼」だ。鬼にタッチされればアウトになり、その場に止まって動けないが、他の子の誰かにタッチして助けてもらえる。ただ、人数と場所の広さで、成立が難しくなるようだ。

 さて、「止める」を「やめる」と読めば、こどもたちのあそびで、おとなが度々てこずるのが、ゲーム機での遊び過ぎや、好ましくない遊びを、止めさせることだ。その多くの場合が、実質的に止めさせるのに成功していないケースが少なくないのだ。

 唯一、確実に止めさせることが、かなり期待できる方法は、その止めさせたい遊びよりも、面白いあそびに誘うことだ。そのことを別の角度から見れば、その遊びに厭きれば、他のあそびが相対的に面白くなるので、止めさせることができるということになる。

 それは、私が保育師(指導員)をしていた学童(学童保育所)での経験が証明している。当時(1990年代)は、ゲームボーイなどが全盛で、学童では禁止されている所が多かったが、私の施設では、自由にしていた。

 だからと言って、こどもたちはけっしてゲーム機ばかりであそんでいたわけではない、むしろそれ以外のあそびの方が多かったくらいだ。こどもたちは、本当は一人であそぶのは好きではないのだ。だから、周りの子が他のあそびをしていれば、そのあそびをしたくなるのだ。そして、あそんでみて、より面白く感じたから、少なくとも学童では、ゲーム機を止められたのだ。

 だからこそ、各自がゲーム機を持って、公園のベンチで集団でゲーム機遊びをするこどもたちを見かけるのだ。たとえゲーム機であっても、本当は独りであそぶのは、つまらないのだ。

 そして、せっかくあそび仲間がいるのに、本当の集団あそびに移行しないのは、高価なゲーム機を、ベンチなどに置いたり、ポケットに入れてあそぶこどは、難しいのと、集団あそびのレパートリーが少なすぎるから、なかなか面白いあそびに行きつかないからだ。


「こどものあそび(遊び方)」は、次のページでいろいろ紹介しています。

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最終更新日  2015.03.06 17:33:17
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