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カテゴリ:自民党、公明党・創価学会の政治を斬る
自民党は、谷垣禎一氏を第24代総裁に選出した。
これまでは、自民党の総裁は、自動的に総理だったわけで、自民党の総裁選自体が、総理選出劇であった。 今回の総裁選は、自民党が結党以来、初めて第1党でない状況の中での総裁選となった。 ならば、これまでの自民党政治の何が国民から批判をされ、政策や党の路線の何を変えて、国民にアピールしていくかが大事な内容だと普通考えるのだろうけど、総裁選から見えてきたのは、自民党がいずれ日本の政界から消滅してしまうしかないという結論である。 谷垣氏は、就任記者会見で次のように述べている。 「私どもは保守政党としての意思の決断というか人間観に立って、政策を進めてまいりまして。これからもそうしなきゃいけないと思うんですね。それはどういう人間観かというと、やっぱり個人の努力、個人の工夫、そういうものは重んじられないといけない、というのが一番基礎にあるわけですね。その上で、家族とか地域の共同体のきずなというものは大事にしていかなきゃいけないだろうと。つまり自ら助くる者は助くという自助の気持ちの上に、そういう共同体の共助、ともに助けるという気持ちを大事にし、それでやっぱり及ばない上には、政治なり行政が出ていく、公の助けが出ていく、公助というものを積み上げていくべきではないか、だいたい自民党はそういう立場に立っているわけです」 つまり、自民党の人間観は、自助、共助を大切に、それが及ばないところに公助を置くものだということ。 これは、国民から一番批判をされてきた、小泉路線である「自助・自立」論、「自己責任」論、「新自由主義」をあらためて「やる!」と宣言したものとしか思えない。 だから、自民党はこの谷垣氏の考え方のもとでは、絶対に「再生」することはないであろう。 しかも、総裁選に出馬した、河野太郎氏も、西村康稔氏も、「官から民へ」の路線を肯定しており、自民党内では誰も、小泉路線が否定されたとの認識に立っていないことだ。 だから、自民党総裁選は、まさに自民党の「葬祭」選となったわけで、「蘇生」させるには、人工呼吸や心臓マッサージをほどこさなければならないはずなのに、どこをどう治せばいいのかわかっていない。 財界や、アメリカの言うとおりに動いてきた政治家、そして、親の地盤を引き継いでしか政治活動をできない政治集団の限界がここにある。 福岡のこの人【写真】も、「蘇生」してもらわないほうがいいと思ってる有権者は多いんだがね・・・・。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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山崎拓さん活かすといっても自身が茹であがったカニのようで、それも賞味期限が過ぎていて臭いカニのようです。国でなくて自分の健康考えた方がいいのではないかな・・・。
(2009年10月22日 23時39分54秒)
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