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漫画「神の雫」ではワインだけでなく文学や絵画がワイン探しのヒントとして出てきますが、「マリアージュ 神の雫・最終章」の18巻目に「Vicente Juan Masip(ビセンテ・ファン・マシップ 1507-1579)」というスペイン人画家が描いた「最後の晩餐」が出てきました。調べてみると「プラド美術館」蔵となっています。
「レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)」と僅かですが同じ時代を生きた画家です。 漫画の中でワイン探しのヒントとしてテーブルの右側に置かれた「ガラスのデキャンターに似た器に入ったワイン」を取り上げています。キリストが自ら「これが私の血である」と弟子たちに与えた赤ワインですが、16世紀にガラスのデキャンターが本当にあったのか興味を引きます。 現在のようなガラス製のワインボトルの製造が始まったのは18世紀ぐらいで、その後海外へは「樽」ではなくボトルでワインの輸出が出来るようになって飛躍的に売り上げが伸びたと何かで読んだ記憶があります。 ところで先月原田マハ著「常設展示室」の1ページ目を開けるために行ったシンガポールの 「National Gallery」の常設展示室で「最期の晩餐」を見つけました。 インドネシア人画家「Tisana Sanjaya(1958-)」のエッチングの作品です。キリストの下には檻に入れられた苦しむ人間がいて様々な顔が周りに描かれています。そして12人の使徒は野獣として描かれています。この絵を理解するにはかなり想像力を働かせなければと思いますが・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.12 15:56:16
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