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昨晩NHKの「究極 ガイド2時間でまわる大英博物館」再放送で古代エジプト時代の「ゲイヤー・アンダーソンの猫」を初めて見ました。作者不詳で紀元前664年~332年頃に作られた物で、寄贈した「ロバート・ゲイヤー・アンダーソン」の名前からこう呼ばれているそうです。
![]() ![]() 番組の中で「猫はエジプト人が最初に家畜にした動物と言われている」と説明があり、愛猫家の間では周知の事なのだと思いますが、私は初めて聞きました。 この猫は古代エジプト時代の新王国時代に「バステト神」への捧げ物として作られたそうですが、パステト神は頭が猫の「月と豊穣の神」で最初は人を罰する神として恐れられていたものが徐々に人間を病気や悪霊から守る女神へと変わっていったそうです。 ![]() ![]() 写真に撮った説明の部分が小さすぎて読めないのが残念です💦 そしてこの猫の像を見て思い出したのが、数年前に「シンガポール博物館」の特別展で見たタイトルが「Wedjat-eye amulet」の猫です。改めて調べてみるとWedjatーeyeは「ホルスの目」という意味で、古代エジプトでは「太陽と月」を一対の物と考え「ホルスの目」と言っていたそうです。amuletはお守りの意味なので「ホルスの目を持つお守り」と言う事になります。大英博物館の「アンダーソン~」の展示の様子よりシンガポールの方が照明をかなり落としていてもっと猫のミステリアスな雰囲気を醸し出していた事を思い出します。この特別展はインカ帝国時代の物から日本の浮世絵に至るまで特定地域ではなく世界中の秘宝のような物を展示していたので、この猫も大英博物館所蔵なのかエジプトの美術館からの物なのか分からないのが私には更にミステリアスな感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.03 11:44:31
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