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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.04.24
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 ​ 20年前の4月1日に香港のホテルで投身自殺をし亡くなった俳優「Leslie Cheung(レスリー・チャン)1956-2003」を偲ぶファンの姿がNHKのニュースで今月2回流されました。


​​カンヌ国際映画祭で「パルムドール賞」受賞
​​

 追悼に参加したファンの1人が「レスリー・チャンが活躍していた頃の自由があった香港が懐かしい」とインタビューに答えていて、思い出すのは1993年の中国映画「さらば、わが愛/覇王別記」です。香港がイギリスから中国に返還される4年前の映画です。京劇役者を演じるレスリー・チャンの凛とした美しさと毛沢東による「文化大革命(1966-1976)」によって京劇が堕落の象徴として弾圧され自己批判の強要や「市中引き回し」のような恥辱を受けます。それから約10年後ようやく京劇役者として復活するものの、劇中のさなか愛する人の腕の中で自ら胸に剣を刺すという衝撃のラストシーンで私の中では中国映画では「ラスト・エンペラー」と共に強い印象を残している映画です。

 この映画の影響もあり「文化大革命って一体何だったんだろう?」という思いがずっと残っていますが池上彰著「世界の大問題13」の中に『昨年秋の中国共産党大会で習近平氏(今年6月で70歳)が2期10年68歳定年制のある「国家主席(総書記も兼務)」の規則を撤廃、習近平氏が異例の3期目当選を果たし毛沢東時代のような終身制の道と共産主義の理想(共同富裕)に戻ろうとしている事、そして毛沢東が果たせなかった台湾統一も目指している』とあり、一連の中国の動きが少し理解出来た気がしました。

 香港も返還時の約束「一国二制度」は2020年の「国安法」によって有名無実のようになり、ロシアのウクライナ侵攻についてもロシアへ中国の兵器の供与があるのではとの不安やウクライナ侵攻終結に向けての鍵を握る国の1つとなっている中国台頭の理由の1つはある意味揺るぎなく共産主義を継続している指導者達に因るものなのかとも思います。

 世界初の「共産主義国を樹立したソ連」を兄とし、それに続いた中国がソ連崩壊(1888-1891)後もある意味盤石に見える体制を維持している理由や原因についてもっと考えてみると「国を強く豊かにする」とか「共同富裕」についてのヒントがあるのかもしれません。ただ池上彰氏の見解では「文化大革命(毛沢東)のお陰でみんな平等に貧しくなった経緯、共同富裕の実現は中国でも現状や立ちふさがる問題を考えると非常に難しいが、
中国の今後は終身皇帝の地位に就いた習近平氏の国家構想によって決まる」とあり、米中戦争とも言われる今中国の今後の動きからは目が離せないのかなと思います。

 






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最終更新日  2023.04.24 13:10:53
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