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テーマ:ドラマ大好き(3469)
カテゴリ:ドラマ&映画等など。
大河「光る君へ」で65代目「花山天皇(在位 984-986)」の存在を初めて知り、たった2年の在位だった事と29歳という若さで道長の父「兼家」の謀略によって退位、出家させられた経緯には驚くと共に「本郷奏多」さんの妖艶な演技には魅せられました。
昨日はその花山天皇の後を継ぐ幼い「一条天皇」と3歳年上で14歳で一条天皇の中宮となる道長の兄「道隆」の娘「定子」の登場があり、今後、定子に仕えた「清少納言」とのウィットに富んだ和歌のやり取りや華やかな宮中での生活振りがどのように描かれるのか楽しみです。 ところで3日の「プレジデント オンライン」に「だから天皇家は世界最古の王家となった。存在価値の大転換を成功させた藤原道長の知られざる功績」という記事があって興味深く読みました。 父「兼家」に倣ったように天皇の即位にも謀略を図り、最終的には3人の天皇の外祖父となって摂関政治の礎を築いた道長の功績は「天皇から実権を奪い文化的な象徴として天皇を位置付けた事によって時の権力者から命を狙われるのを防いだ」とあり納得させられる内容でした。 さらに何故「道長」のイメージが短歌の「この世をば~」が示すような傲慢として定着しているかについて、明治維新後に(明治)天皇の権威を高めるためにも「(道長は)天皇の意向を無視して恣意的、かつ専制的な政治を行った人物として評された」と説明があります。もしかして「この世をば~」の短歌もそのイメージ作りにうまく利用されたのかとまで考えてしまいます。 何となく漠然と持っていた「平清盛」や「北条政子」の「悪」のイメージは2012年の大河「平清盛」や一昨年の「鎌倉殿の13人」で個人的には払拭された気がします。「光る君へ」の主人公はあくまでも紫式部ですが、道長の今後の描き方には大いに興味をそそられます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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