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カテゴリ:広島東洋カープ
このシリーズも今回が最終回です。
「今村猛」背番号16 右投右打 清峰高校 春の選抜優勝投手として菊池雄星と並び称された投手、152キロの直球とスライダーを操ることやクレバーな投球で制球も良く、賛否両論の「省エネ投球」を高校時代からしていた大物で、ソフトバンクと競合するかと言われていた中で運良く広島が単独指名に成功しました。 全球団のスカウトが一年目から行けるかもしれないと言われていたので、前田健太のように早い段階で一軍に昇格することを期待していました。 それでは一軍、二軍、フェニックスリーグでの成績を書きたいと思います。 一軍成績:2試合 0勝1敗 4回 7被安打 7与四死球 0奪三振 15・75 二軍成績:13試合 4勝4敗 63.2回 77被安打 39与四死球 43奪三振 防御率4・81 Fリーグ:4試合 2勝0敗 21回 22被安打 6与四死球 3奪三振 3・86 フレッシュオールスターでは148キロを叩き出したものの、一軍の登板では140キロすら届かない球が多く、130キロ前半にとどまっていて正直がっくりしたのを覚えています。 二軍でも制球難で四球が多く、被安打や奪三振の面でも直球とスライダーしかないので、高校時代騒がれた投手と比較するとやはり物足りないと言わざるを得ません。 実際に投球を見ましたが、直球が球威型の球質で空振りを奪うタイプの直球ではないことや球種が少ないことが最大の原因だと思います。 ただ、それでも普通の高卒の投手にしては悪くはなく、寧ろ良く頑張った方だと思いますが、クレバーな投球が売りだと新聞記事などには載っていましたが、防御率が二軍でも4・81と被安打率や奪三振率の割にかなり悪いところなどは意外に精神的な面が脆く、二軍の終盤戦でも140キロに届かない球が増え、少し迷走していました。 しかし、フェニックスリーグでは制球力が少しずつ復調し始め、3奪三振が示すように8割くらいの力で投げた代わりに制球面がしっかりして2勝をあげています。 その割には被安打もほぼ投球回数と同数に抑えており、少しずつですが立て直してきている感はあります。 そして、秋季キャンプでの西武との練習試合では西武の主力打者(栗山、中島、中村、坂田、大島など)を相手に4回を投げて4安打5奪三振とここにきて完全に復調してきました。 ただ、球速は140キロが最速とまだ本来の姿には戻ってはいないので、まずはその投球に高校時代の球速がプラスすることと、変化球の種類を増やすことが今後の課題となりそうです。 伊東と同じく、このまま順調に行けば来年は夏場に一軍昇格も夢ではないと思います。 前田健太と共にチームを支える投手になってもらいたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.12.28 22:31:09
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