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カテゴリ:広島東洋カープ
『最も難関なデータ分析に挑戦!』
・「韓国野球をどう扱うか?」 最後にこのオフ最大の大物選手、オリックスに入団した李大浩のデータ分析をしていきたいと思います。 韓国球界の至宝とも言われている李は、世界記録の9試合連続本塁打を記録し、2010年には韓国プロ野球で3冠王を獲得するなど李承※以上の実力を秘めた選手だとも言われています。 しかし、この選手をデータ分析する上で重要なのが、過去の選手が日本に渡った一年目はどうだったのかです。 過去に中日に在籍した韓国人選手の過去3年の通算成績と、日本1年目の成績を比べてみたいと思います。 まず千葉ロッテの金から見ていきます。 ※順番は韓国3年通算、日本という書き方となっています。 ミート力 ミート力 選球眼 選球眼 ISOP ISOP 金泰均 5.48 3.76 .957 .529 .230 .161 李承※ 4.43 3.78 .872 .477 .364 .210 李炳圭 7.24 4.43 .578 .213 .124 .108 李鍾範 10.9 7.39 1.69 10.9 .250 .192 と以下の結果になりました。 今回、取り上げた中で李大浩とタイプが被るのは金泰均、李承※の二人です。 二人はスラッガーなだけにミート力こそ並ですが、ISOPはかなり高めで選球眼も良く、韓国球界で活躍できる理由もうなずけましたが、日本に来るとISOPは大きく落ち込み、選球眼も平均より悪くなり、対応力に脆さはあるものの一発長打を秘めた打者に落ち着きます。 李鍾範も1年目こそ選球眼の数字が良かったものの、それ以降は.613、.400と徐々に数字を落とすなどやはり韓国球界での数字を鵜呑みにするには苦しいものがあります。 李承※も.320、41本塁打を放った時期はあったものの、ミート力は4。16、選球眼は.444とやはり脆さが顕著で運に恵まれた傾向が強く、それ以降はやはり低打率となりました。 日本で末永く活躍するにはミート力も優れていることや選球眼を大きく超えるものでなければ活躍は難しいと言えます。 それでは李大浩の過去3年の数字はどうなのかを見ていきたいと思います。 ミート力 選球眼 ISOP 李大浩 7.17 .943 .282 この成績を見て思うことは、彼が初めてミート力も高く、選球眼も高く、ISOPも.300近くを記録する選手だということです。 この数字が示す通り、確かに同じくスラッガーだった金泰均や李承※に比べるとミート力の高さが光っており、これが日本球界でやっていくには大きなプラスとなるかもしれません。 ただし、気になる点はミート力、選球眼、ISOP共に上記4選手の最高を越えることができていない点です。 なのでひょっとすると、上記選手の成績を合わさったような成績になる可能性も秘めてはいます。 序盤は日本球界に戸惑うとは思いますが、どこまでやれるのか見てみたいと思います。 ※:※は火へんに華です。 選手評価:B(AかBか迷いましたが、過去の韓国人選手の成績を加味してBに) 成績予想:.260 20本塁打
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最終更新日
2011.12.24 15:14:43
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