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カテゴリ:広島東洋カープ
『ジョン・バウカー』
今日、巨人とSBが新外国人選手の獲得を発表しました。 報道によりますと、巨人はバウカー外野手、SBはピント投手とのことです。 それではまずバウカー外野手から見ていきたいと思います。 この選手、近年は3Aとメジャーを行き来する最近日本プロ野球界が好んで獲得するタイプの選手であり、2008年には10本塁打を放ち、2010年や2011年もメジャーでプレーするなどメジャーでの実績もまずまずあります。 それでは成績を見ていきたいと思います。 まず、この外国人選手の長打力ですが、3Aでは2009年に.254、2010年に.253、2011年に.176と高い数字は残してはいますが、圧倒的というわけではなさそうです。 ただし、メジャーで本格的に出場していた時のISOPは.118、.152とそれなりの長打力を見せているだけに日本で言うところの『ファームの帝王』ではないことは救いです。 ミート力ですが4.55と5.76とまあ平均的と言え、メジャーでも2010年に4.58を記録するなど特別優れてもいないですが、かと言って悪いわけでもなさそうです。 次に選球眼ですが、201年に.300、2011年に.370と低い水準を記録し、メジャーでも2010年に.424とそれほど見ていくタイプではなさそうです。 即ち、球を当てる力はありますが、打頃の球かどうかの見極めに弱いタイプだということになります。 特別長打力も高いわけではないだけに少々日本の野球に苦しむことになりそうかなと感じます。 次に守備走塁ですが、主に若いころは一塁手でしたが、徐々に外野を任せられるようになり、最近は主に中堅、右翼を守るようです。 UZRでは丁度±0前後を推移しており、特別破綻はないようです。 ちなみに左翼手としてのUZRは常にプラスを計上しているなど守備はまずまずのものを持っています。 巨人では恐らく左翼手を守ることが予想されていることも追い風で、ラミレスがもたらしていた守備での損失を一気に埋めてくれる可能性もあります。 走塁面ではマイナスを計上しているものの、特別悪いというわけではありません。 ただ、盗塁数も少ないだけに足を売りにすることはなさそうです。 データ上の分析の結論としては、能力自体は長打力、守備力、走力は破綻のない者を持ってはいますが、特別売りにするものがないので面白みに欠ける選手です。 しかも打撃の根幹となる部分にやや不安が残り、しかも巨人は大田を育成する計画や豊富な外野手陣も控えているだけに序盤で結果を残さないと殆ど出番がなくなってしまう可能性もなくはありません。 私の印象としては少々面白みに欠ける選手だなと言う印象は拭えませんでした。 選手評価:C(少々パフォーマンス不足で、苦しいか)
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最終更新日
2012.01.12 15:40:11
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