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カテゴリ:広島東洋カープ
『戦力になった選手の率を調査!』
今日はWBCが開幕する(そう言えばWBC関連の投稿が一切なかったですね^^;)。ので、特別なことは書くつもりはなかったのですが、昨日中村恭平について書いていた時にふと、 「ドラフトで指名された左腕投手が戦力になった比率ってどれぐらいなのだろう」、「ひょっとすると左腕で苦しんでいるのは広島だけではなく、他球団も似たような比率なのでは?」という発想が沸いたのです。 事実、色々な掲示板を拝見させてもらいましたが、「左腕投手の戦力としての大成率が低いのは12球団どこも同じ」という意見がありましたが、実際どうなのか。 そこで今回2002年~2011年の10年間で、左腕投手の大成率を各球団別に見ていきたいと思います。 今回は育成や即戦力に関わらず見ていきたいと思います(広島の場合は即戦力として期待された左腕すら駄目なイメージがあるだけに)。 ただし、育成枠での指名は「当たれば儲け物」のような立ち位置のため、除外します。 計算式は戦力になった選手/指名した選手人数合計です(当初投手として育成されましたが、怪我で野手転向となったケースも該当します)。 ちなみに戦力になったかならなかったかは完全主観で決めたいと思います。 また、他球団で戦力になったケースもOKとします(何故なら戦力になった場所が違うだけで戦力になった事実があると感じたので、OKにしました)。 ()の中の人数はそのチームの主力となっている投手人数です。 巨人 3/11(1) 内海、金刃、高木 ※育成枠で山口を指名 中日 3/11(1) 小林、川井、石井 ※大野が活躍する可能性あり ヤクルト 5/12(3) 佐藤賢、村中、赤川、日高、久古 広島 3/14(0) 斎藤、篠田、青木 阪神 6/11(3) 筒井、能見、岩田、小嶋、藤原、榎田 横浜 2/9 (0) 那須野、大原 日ハム 4/13(3) 八木、武田勝、吉川、宮西 西武 2/8 (0) 松永、菊池 SB 4/12(3) 和田、三瀬、大隣、森福 ※育成枠で山田を指名 楽天 5/7 (2) 渡辺、片山、藤原、辛島、塩見 千葉 4/16(1) 成瀬、川崎、古谷、藤岡 オリ 4/11(1) 歌藤、中山、古川、海田 合計 45/135 33% 左腕投手の大成率は低いとよく言われるものの、結果的には30%を越える結果となり、極端に低いと言うよりかは寧ろ良い数字なのではないでしょうか。 現に「当たれば儲け物」な育成枠での指名も山口、山田、他には星野も一時的には中継ぎとして活躍するなど育成指名での当たりも左腕投手が比較的多いようです。 寧ろ意外にも『左腕投手は一番戦力として大成する確率が高い』のかもしれない?という結果となりました。 そして肝心の広島ですが、やはり12球団の中でもワーストの数字となっていることや主力として活躍している左腕投手が横浜と同じく皆無という結果を記録しています。 このことから『左腕投手が大成する確率が低いのは広島だけに限った話ではない』という主張は成立せず、やはり『広島のみ、左腕投手の大成確率が低い』という結論に達するのではないかと思います。 現に名前の挙がった三投手の中で今年の戦力として期待できる投手は青木のみであり、他球団に比べるとかなり劣勢であることは疑いようもありません。 今一度、広島スカウト陣は左腕投手を評価するポイントを修正する必要に迫られているのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.03.02 14:21:46
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