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カテゴリ:広島東洋カープ
『新しい側面 ワールドトライアウト』
WBCの大会の意義は国を代表して戦うということが一番の目的ではありますが、実はもう一つ別の側面もあるのかなと感じました。 それは各国選手達の力量チェック、今回は日本代表として参加した広島の前田健太がオランダ、プエルトリコといったメジャーリーガー相手に堂々たる投球を見せ、メジャーのスカウトやメディアからも注目される存在になりました。 何と精密機械と呼ばれたマダックスを掛けて『マエダックス』と呼ばれる程の絶賛ぶりで、ヤンキースを始めとするメジャー各球団が調査に乗り出したそうです。 また、前田健太のようなメジャーから注目を浴びる選手がいる一方、まだ所属先の決まっていなかったオランダ代表のスミス、リカルド両選手も活躍が認められてツインズ、ドジャースらとマイナー契約を勝ち取り、メジャーの球団がオランダ選手の獲得に向けて調査し始めるなど契約を勝ち取れる選手が出てくるかもしれません。 国の対抗戦という意義は勿論ですが、それだけではなくて個人が自身のパフォーマンスをアピールすることで、注目してもらって契約を勝ち取る場でもあるように感じ、賛否両論あるかと思いますが、TBSで解説をされていた桑田氏同様、私自身もこういう側面があっても良いのではないかなと思います。 現実にスミスやリカルドといった選手らはもしかすると野球から離れる可能性もありました。 そういった選手たちが活躍や潜在能力を認められて野球を続けられる舞台を提供することができる場所があるということは、野球の裾野が広がっていくことにも繋がっていくのではないでしょうか。 上のレベルを体験することによって、その経験を次の世代の自国の選手たちに教え、それが浸透して国の野球レベルも上がり、そしてプロリーグが形成され・・・となれば最高ですね。 野球を広める意味でもWBCはやはり有意義な大会ではないかなと改めて感じました。 PS:台湾代表として参加していた王建民投手もまだ所属が決まっていませんでしたが、日本代表や豪州代表相手に好投を見せたことで活躍が認められ、複数のメジャー球団からオファーが来ているそうです。 ここで結果を残して契約を勝ち取ることやアピールすることで潜在能力に目をつけられてレベルの高い舞台へと挑戦することができる関門という役割も担っているように感じます。
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最終更新日
2013.03.21 21:50:39
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