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カテゴリ:レンジャーズ
ソリアーノ選手、日米通算2000安打達成おめでとうございます。
かつて広島とレンジャーズに所属していた選手で、非常に思い入れのある選手でした。 広島では2安打のみだったものの、メジャーに渡ってヤンキースやレンジャーズで30本塁打30盗塁、ナショナルズでは46本塁打41盗塁をも記録するなど長打に盗塁に超攻撃型選手として一流選手としての道を駆け上がっていきました。 今年で37歳になりますが、ヤンキース、カブスの合算で19本塁打を放ち、盗塁も10決めるなどまだまだ長打と足は健在で、第一線で頑張っています。 ひとまず次は2000安打達成を目指して頑張ってください。 『A.J.ピアジンスキー』 今回はレンジャーズの試合がないので選手の紹介をしていきたいと思います。 今回紹介する選手はレンジャーズの強打の正捕手、A.J.ピアジンスキーです。 ピアジンスキーは1994年にMINツインズから3巡目で指名され、2001年頃から正捕手として出場し、常にOPSが.750を越えるなど打撃力を売りとし、2003年には.312、11本塁打でOPSは.824を越えるなどかなり優秀な成績を残しました。 ところがツインズはマウアーを捕手として起用していく方針となってキャリアハイのシーズン直後にまさかのトレードでSFジャイアンツに移籍、一年後にホワイトソックスへ移籍し、昨年は.278、27本塁打でOPSは.827と過去最高の成績を残し、ハミルトン移籍によって打撃力が大幅に低下したレンジャーズの目に留まり、今年からレンジャーズの一員となりました。 最大の売りは打撃力、日本の野球ファンの方は捕手なのに打撃で好成績を残す選手は珍しいと思われがちですが、実は近年メジャーリーグの捕手は捕球など捕手に必要とされる面は勿論ですが、最近はそこに打撃を考慮する傾向があり、ピアジンスキー以外にもオリオールズのウィータース、インディアンスのサンタナ、ブルージェイズのアレンシビアなど打撃にも定評のある選手が正捕手に座ることが多くなっています。 勿論守備力にも定評のあるジャイアンツのポージー、カージナルスのモリーナ、ツインズのマウアーなどは首位打者を獲得するなど打撃力にも長けており、打撃の要となっています。 さて、ここから再びピアジンスキーの話に戻りますが、打撃の特徴としては長打が売りで、長打率が高い傾向にあります。 ただし、長打率といっても一発をボカスカ打つというわけではなく、二塁打を量産するタイプの選手であり、どちらかと言えば中距離打者の範疇に分類されるのではないでしょうか。 その反面、選球眼があまり良くなく、BB/Kは基本的に.350前後で推移することが多く、今年に至っては僅か8四球とかなり少なく、出塁率はあまり伸びない傾向にあります。 それでもミート力が高めの選手で、広島ファンの方は松山を連想させれば分かりやすいのではないでしょうか。 なので多少打撃の波は上下しやすいものの、そこは長打力でカバーして二塁打や時折本塁打をガンガン打っていくタイプの選手であり、ゴロの打球がフライよりも極端に多いとあまり成績が伸びず、逆にゴロとフライの乖離が少なめの年は好成績を残す傾向にあります。 次に走塁面ですがあまり芳しい数字ではなく、UBRもSBも常にマイナスを記録しており、UBRのワーストは-5.2とあまり得点の差が出にくい走塁の数字にしてはかなり大きいマイナスを記録し、盗塁も良くて0で基本的には-1前後で推移しており、盗塁自体もあまり行わずあまり走塁面では貢献できないと言えます。 守備面ですが、肩はそれほど強い選手ではなく、盗塁阻止率は基本的に.250前後で推移しており、あまり芳しい数字ではなく、捕球面もパスボールが多めの選手でDRSも基本的にはマイナスの選手です。 過去に取り上げた選手二人とは違って走塁守備面ではあまり貢献することができず、あくまでも打撃で勝負するタイプの選手だと言えましょう。 今年は90試合で12本塁打と昨年ほどの勢いはありませんが、それでも長打率は.427と持ち味の長打力を見せてくれてはいるものの、今年は選球眼が極端に悪く、出塁率が.299しかないことが災いしてOPSは.726と我々が期待していた成績よりは若干低い成績です。 また、ここ4試合でも1安打しか放っておらず、調子は下降気味かなという印象が否めませんが、クルーズが出場停止となり、バークマンも戦列復帰が難しい状態と長打力に定評のある選手達が次々と離脱していくチーム事情の中において、実績のあるピアジンスキーに掛かる期待は今以上に高くなっていくでしょう。 何とか調子を取り戻してベルトレと共に打線を引っ張っていってもらいたいところです。
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最終更新日
2013.08.09 23:21:34
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