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カテゴリ:野球
『大黒柱なき投手陣は如何に?』
それでは引き続き楽天について見ていきたいと思います。今回は投手編です。 まず避けては通れないニュースと言えばやはり田中将大のNYYへの移籍、記録を塗り替える程の勝利数を記録し、しかも投球内容も圧巻の成績を誇った大黒柱が抜けるのは非常な痛手であり、大幅な戦力ダウンは否めないかと思います。 田中の後を引き継ぐのは15勝を記録した二年目の則本が濃厚ですが、まだまだ則本にはエースと言えるほど絶対的な成績は残しておらず、しかもオフには右肩を休ませており、どうも右肩に違和感があるようです。 故に昨年と同じように勝てるかどうかは不透明ですが、楽天の中では比較的安定した投手であることは間違いないと思われます。 則本の他には日本シリーズMVPの美馬、辛島辺りということになりそうですが、二人ともゴロを打たせる点は良いものの、球威が決定的に足りてない点が気掛かりです。 もう一人の候補である永井にしても球威がなく、しかもこちらはFBタイプの投手で信頼感は前者二人に比べると更に落ちてしまいます。 ここはかつての二番手で田中を同い年の塩見の復活や新外国人のブラックリー、お勧めはできませんが、新人の松井辺りも候補になってくるのではないでしょうか。 先発陣は駒数は揃ってはいますが、質の面では非常に脆弱さが否めません。 一方リリーフ陣を見ていきますと、昨年はクローザーにラズナーが務めていました。 ラズナーは特別問題あるところはないので、今年はもっと良い成績を残せる可能性が高いかと思っていましたが、何と解雇されているという非常な大失態^^;。 代わりはファルケンボーグが務めることとなりそうですが、年々球威や制球力が劣化気味で故障がちとなってきているのでちょっと気掛かりです。 セットアッパーは長谷部や青山らが務めていましたが、個人的には長谷部を推したいところです。 長谷部はスピードこそ以前ほどのものはないようですが、奪三振率は高く、与四死球率もしっかりしていてしかもGBタイプの投手で、体力面の心配さえなければ安定した投球を残すことができるのではないでしょうか。 しかし、重要なポジションに故障がちの選手を敷くのは少々リスキーかなと思います。 他には青山、金刃、片山、斉藤、小山、新人の相原辺りがいます。 田中の穴を如何にして皆で埋めていくことができるかがカギとなってきそうです。 先発は則本以外は頼りなさが否めず、更に故障がちの面々であることがどう響いてくるか懸念材料は非常に多いと思われます。 一方でリリーフ陣に関しても駒数は一定のメンバーが揃ってはいるものの、こちらも故障がちの選手やベテランなどが占めており、ちょっと不安定な投手陣かなと思います。 先発のキーマン:塩見(則本との二本柱形成を) 救援のキーマン:長谷部(一年間フルで活躍を) 投手力評価:☆☆(先発・リリーフ共に不安定)
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最終更新日
2014.01.30 15:03:49
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