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カテゴリ:野球
『濱口遥大』
それでは引き続き、横浜がドラフト1巡目指名した神奈川大学の濱口遥大投手を見ていきたいと思います。 濱口は小柄ながらも最速151キロを計測してチェンジアップを武器とする左腕投手です。 フォームを見た限りでは何となくかつて巨人や日本ハム、BOS、SBなどで活躍した岡島を彷彿とさせる投球フォームをしており、岡島と同じようにチェンジアップを得意としているところも共通点として持っています。 それでは成績を見ていきたいと思います。 まず通算のK/BBですが1.41と非常に低い数字を記録しており、直近のK/BBも15年秋が1.03、16年春が2.09、16年秋は1.70と通算のK/BBと似た数字を記録しており、正直申し上げてこのK/BBだと一軍で活躍するのは非常に厳しいように思います。 もう少し証紙を見ていきますと、奪三振率は今年に入って投球回数を上回るようになって9.11と非常に高い数字を記録しています。 しかしながら制球面は大きな課題を残し、通算は5.51と最早制球難というよりかはノーコンの領域に入るなど非常に悪い数字を記録しています。 それでは今年はどうかと思って見てみますと、4.82と通算程ではないですがそれでも4.50をも越えているなど制球力が課題となっており、しかもちっとやそっとで改善できるような制球力ではなさそうです。 結論として簡単に言えば『小柄で決め球(チェンジアップ)を持った中村恭平』といったところでしょうか。 中村恭平も同じようにノーコンながらも153キロを投げる左腕投手との触れ込みで入団しましたが、現状制球力は改善できていないばかりかスピードをも失ってしまっており、完全に伸び悩んでいます。 濱口の場合は失敗しがちな大型左腕ではなく、決め球も持っていてスライダーやフォークに磨きをかけるなど投球の幅を広げているところが救いと言えるでしょうか。 また、リリーフならばあるいは…とも思いましたが、加藤程被安打率が長けているわけではなかっただけに、一年目からの活躍は厳しいかなと感じざるを得ず、あくまでも数年後に期待といったタイプだと思います。 上記の通り、左投手としては十分なスピードボール、決め球と活躍できる下地はあるだけに、全盛期の永川のように四球で走者を出しても抑えられるかもしれません。 与四死球率がせめて3.50付近に纏められるようになれれば活躍できるようになるのではないでしょうか。 選手評価:D(即戦力ではないが、案外楽しみな投手かも) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.11.12 23:00:22
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