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カテゴリ:広島東洋カープ
『過去の栄光を乗り越えた日』
本日の広島は7-4で中日に勝利しました。 今日の先発は一軍初昇格で初登板の中村祐太、初回にいきなり先頭京田に初球を二塁打にされ、更に大島に四球を出して一死一三塁のピンチを背負いますが平田を内野ゴロに抑えて1失点に留め、2回には先頭藤井にヒットを浴び、一死二塁のピンチで松井にタイムリーを浴びますが、それ以降は京田のソロ本塁打に留めて5回を投げて5安打4奪三振2四球3失点とまとめて嬉しいプロ初白星を手にしました。 立ち上がりはバタバタしたものの、それ以降は140キロ中盤(最速147キロ)の直球にスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップと実に多彩に球種を操るなど落ち着いた投球を見せました。 特にフォークは非常に落差が大きく、スライダーも申し分ないので十分やっていけるのではないでしょうか。 少し意外だったのは145~7キロを何度も出していた点、二軍戦での最速は主に140キロ前半と公式HPで表記されていただけに、これは嬉しい誤算です(6:5:2、1HR)。 二番手中田は1回を投げて三者凡退無失点(1:1:0)、三番手一岡は1安打を許しますが菊池の好プレーにも支えられて無失点(3:0:0)、四番手ジャクソンは三者凡退に抑えて無失点(2:0:0)、最後は今村がゲレーロに一発を浴びるも後続を抑えて試合を締めました(1:1:0、内F1)。 一方野手陣は2点ビハインドの4回に先頭丸がヒットで出塁すると、一死となって新井が内角高めの難しいボールを上手く打って何とこれがレフトスタンドに飛び込む見事な一撃、一気に同点に追いつきます。 再び勝ち越された1点ビハインドの5回には先頭會澤の当たりをゲレーロが弾いて二塁まで進むと、代打天谷の犠打で吉見が三塁へ送球しますがまたもやゲレーロが捕球できずにミスを犯して會澤生還、更に田中が四球で歩き、菊池が送った後に丸のタイムリーで勝ち越しに成功します。 6回には先頭安部がヒットで出塁すると、一死から會澤が今季1号となる2ラン本塁打を打って2点を追加、7回には新井、安部、エルドレッドの3連打が飛び出して7点目を記録しました。 今日も相手のミスから逆転に成功しました。 どうもこの試合は外国人コンビがキーマンとなっているようで昨日はビシエドがファールフライを落球し、ゲレーロが石原の打球の目測を誤る場面があり、今日はゲレーロ一人で2つ失策をしています。 個人では新井が再び好調モードに突入したようで、昨日は外角低めの変化球を上手く運び、今日は内角高めのシュートを運んでいます。 そして中村祐太が初登板で初勝利、実は高校時代の下級生時に頭角を現してスター選手と評されていましたが、故障もあって3年時には評価を落としての入団となった経緯があります。 こういったタイプの投手はかつて横浜に在籍していたスーパー1年生と評されていた伊藤拓郎、かつて広島に在籍していた国木剛太などがおり、結局一番輝いていたのは下級生の頃だったとなりやすくプロで活躍するケースがほぼなく、中村も故障続きで二軍戦で中々登板もままならない時期が続きました。 しかし、今季は二軍戦で先発ローテーションを務めてしっかりと結果を残し、今日のこの試合で見事に成長した姿を見せ、初白星を手にしました。 今日の投球でしっかりと過去の自分を越えて自信がついた事と思います。 結果を残して頼れる先発投手となれるよう、次の登板でも頑張って欲しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.05.03 19:40:48
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