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カテゴリ:広島東洋カープ
『最後のあがき、サイド転向』
昨日、トライアウトが行われて元広島の中村捕手が2安打(単打、二塁打)と四球を選び、盗塁を刺すなど持ち味を出してアピールに成功しました。 広島では磯村や船越、新人の坂倉、ベテランの白濱らが控えていることもあって中々出場機会も得られずにきましたが、入団当初は強肩強打の捕手との触れ込みでテストに受けて合格した経緯を持つだけに、何とかもう一度他球団で花を咲かせて欲しいところですね。 逆に多田は2三振で無安打、守備では落球するなど精彩を欠くなど残念ながら中々出場機会がなかったのも頷ける結果となりました。 トライアウトで目立ったのは前回記事でも取り上げた宇佐美や元ソフトバンクの大隣、元巨人の乾辺りでしょうか。 大隣は二軍で先発として投げて98.2回を投げて113安打55奪三振32四死球10被本塁打を記録、球威面に不安が残り、それほどパワーのない山崎に逆方向に二塁打を浴びるなどやはり球威面での不安さは残りますが、リリーフならば140キロ前後出せることが判明、与四死球率は2.92と制球は健在なだけに、ショートリリーフとしてならばまだ可能性はあるかもしれません。 乾は147キロの直球にツーシームが良かったと評されており、同じく山崎にヒットを浴びましたがそれ以外の打者を空振り三振に打ち取りました。 二軍では34.2回を投げて19安打37奪三振29四死球2被本塁打という内容になっており、与四死球率が7.53とかなりのノーコンとなっています。 ただ球速はあって奪三振率は9.61と魅力的な部分は残り、素材型投手といったところでしょうか。 ツーシームは新球らしくこのボールで制球難を打破できるかがカギとなりそうで、獲得を検討する球団は大隣よりこちらの方があるかもしれません。 そして秋季キャンプに参加しているオスカルに続き、残留メンバーの飯田もサイドに転向することが判明し、昔大島や金丸、相澤、岩見らが青木高広の二匹目のドジョウを狙った第二次サイド転向ブームが到来しました。 オスカルは一年目よりも球速がガタ落ちしてしまい、飯田も昨年見せた145キロ前後の直球とチェンジアップという投球がどこかに行ってしまいました。 個人的にサイドで成功するならばまず制球力がどうなのかが一つカギとなるのではないかなと思います。 そこで二軍成績を見てみますと、オスカルは38.1回39安打23奪三振17四死球3被本塁打となっており、与四死球率は3.99と悪い数字となっており、かつての金丸や岩見らのような制球難になってしまわないかが心配です。 そして飯田ですが、31回27安打21奪三振7四球2被本塁打となっており、与四死球率は2.03で良好な数字となっており、こちらはサイド転向が楽しみなタイプではないでしょうか。
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最終更新日
2017.11.16 23:01:19
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