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カテゴリ:広島東洋カープ
『広島には無縁だが』
今回はFA宣言した選手、または自由契約(いわゆるFAですが)中の有力な選手を見ていきたいと思います。 今回は有力な選手として阪神の大和、巨人を自由契約となった村田、西武の野上、日本ハムの増井、NYMからFAとなった青木らを候補として挙げてみました。 広島のチーム事情と照らし合わせながら見ていきたいと思います。 まず大和ですが、守備範囲は非常に広いのが特徴ですが、生憎二遊間は田中と菊池と不動のレギュラーが君臨し、更に安部や西川らが二塁や遊撃を守れ、上本もバックアップ要因として控えています。 更に大和はBランクな上に年齢も田中や菊池よりも年上ですからどう考えても広島とはミスマッチかなと思います。 次に村田ですが、打撃指標を見ていきますと、IsoPは.161と中距離打者としての範疇を残しており、ミート力は6.05でBB/Kも.540とどちらも安定しています。 今季は当初控え選手としての起用でしたが、レギュラーとして起用すれば昨季のような3割20本塁打といった好成績をも残すことが可能な打撃指標なだけに、何故中日やヤクルト、千葉ロッテといった打力が乏しい球団が獲得に乗り出さないのか本当に不思議でなりません。 ただ三塁守備はCBRFが12%と鳥谷よりマシな数字となっており、守備固めは必須ですが打撃面での貢献は間違いない選手で、十二分に獲得の検討の余地はあるのではないでしょうか。 現在所属なしの危機となっていますが、レギュラーを張れる選手なのに勿体ないとしか言いようがありません。 続いて野上ですが、batted ballはGB%が40%、FBが52.5%とFB投手ですが、奪三振率は7.06と低くめになっていて今一つ信頼感に欠けるかなという投手で、タイプ的には大瀬良に似ている投手でしょうか。 ただ大瀬良と同じく決め手に欠けるタイプなので球数を要して結局長いイニングを投げられないタイプです。 力量的には辛うじて3番手が務めるかなといったラインであり、できれば4番手辺りで考えたい投手です。 ただリスクのないCランクなだけに、獲得もありではないでしょうか(Bなら見送りでしたが)。 次は増井ですが、batted ballはGB%が52.5%、FB%は36.4%とGB投手で且つ奪三振率も14.01と非常に高く、制球力も安定しているレベルの高い投手です。 昨季は先発でも同様の傾向があり、エース不在の広島にとっては是非とも欲しい投手ですが、年齢が来季で34歳とそろそろ力も落ちてくる年齢なだけに、その辺りをどう考えるかでしょうか。 ただ純粋に力量そのものを考えるならば、増井が今季のFA選手ナンバー1ではないでしょうか。 最後にFAとなった青木ですが、まず現状飽和状態の外野手なので広島とはミスマッチでしょうか。 ただ気になるのはBB/Kが年々緩やかに下降してきており、逆にIsoPが若干ですが緩やかに上昇傾向にあり、三振率も年々上昇傾向にあります。 現に持ち味だった出塁率は悪化してきており、正直なところ巧打が売りの青木が年々アプローチが悪くなってきているのは気になるところです。 データが日本よりも遥かに進んでいるMLBならばその傾向を見逃さないでしょうから個人的にメジャー契約に乗り出す球団があるかどうか怪しいように思います。 来季は日本球界復帰も現実味を帯びてきているのかなとも感じます。 広島で獲得を考えたいのは村田、野上、増井の三人でしょうか。 とはいえ、FAでは獲得しない球団なので野上と増井の二人の獲得はないでしょう。 野上は現在横浜が獲得に乗り出していますが、正直横浜スタジアムは一発の怖さがある球場で、FB投手の野上とは完全にミスマッチで、成瀬みたいになりはしないかが気になりますが…。 増井は恐らく争奪戦になりそうで、セ・リーグに来られたらかなり厄介な存在となりそうで、何とかパ・リーグ球団に移籍して欲しいところです。 村田は現時点で獲得を表明する球団がなく、是非とも獲得に乗り出して欲しいですが、果たしてどうでしょうか。
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最終更新日
2017.11.18 22:43:45
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