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カテゴリ:広島東洋カープ
『アレハンドロ・メヒア』
今回はメヒア内野手について見ていきたいと思います。 メヒアはバティスタのドーピングによる出場停止によって出場機会を大きく伸ばし、56試合に出場して打率.259、7本塁打を記録しました。 まず長打力ですが、IsoPは.167と中距離打者の範疇となっており、確かに打球を見てもアーチ傾向というよりはフライナー気味の打球が多いのでスラッガーというタイプではないかもしれません。 続いてミート力ですが、162打数46三振で3.52と中距離打者の範疇の選手にしてはあまりにも低すぎると言わざるを得ないでしょう。 そして選球眼は11四球/46三振で.239とこちらも非常に低い数字となっており、現状は非常に脆い打撃内容なのでこれでは厳しく、一層のレベルアップが必要だと思います。 それではbatted ballですが、56GB:34FB:8LD:11IFFB:7HRとなっており、GB/FBは1.08とGBが僅かに多い数字となっています。 FB数がもっと増えていけば一発ももっと増えていくのではないかと思います。 ちなみにGB打率が.286、FB打率が.289(HRありが.385)、LD打率が.750となっており、意外にもGB打率が非常に高い数字となっていますが、内野安打の数字を覗くと.231となるので特別GBに何かあるというわけでもないかなと思われます。 最後に打球傾向ですが、基本的にはレフト~センター方向への打球が多く、ライト方向への割合は18%となっており、極端ではないにせよプルヒッター気味ではないかと思います。 しかし、意外にもレフト方向への打率は.173、3本塁打と非常に低い打率となっており、逆にライト方向への打率が.536、4本塁打と何と少ない打数でありながら一発もライト方向の方が多いという衝撃の結果となっています。 これまでのバティスタもメヒア同様にライト方向への打球は少ないのですが打率は最も高く、メヒアも同じ傾向にあるようです。 メヒアももっとセンター~ライト方向への意識を持って打席に臨む必要があるのではないでしょうか。 今季はバティスタの離脱という追い風もありましたが、正直言って期待した程の成績を残せたかと言われると少し期待値を下回ったかなという印象があります。 それでもある程度の打席を積めたことで自身の打席傾向なども掴めたと思うだけに、今季の経験を来季に活かして欲しいと思います。 個人的に一番の収穫は三塁守備、少ない守備イニングでしたが16.29%と非常に守備範囲の広さを見せるなど打撃よりも守備の方の成長が大きかったと思います。 後は打撃面での成長に期待して攻守に亘っての活躍を期待したいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.11.17 21:04:34
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