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カテゴリ:広島東洋カープ
『高橋樹也』
今回は高橋樹投手について見ていきたいと思います。 地道に登板を積み重ねてきた左腕ですが、今季は例年以上に調子がなかなか上がってこず、遂に一軍登板なしに終わりました。 二軍でも20試合に登板して防御率8.31とキャリアワーストの成績となってしまいました。 まず奪三振率ですが、21.2回を投げて19奪三振で7.89と投球回数に近い数字を記録するようになっており、奪三振率に関しては年々向上しているのが見て取れます。 ちなみにフェニックスリーグでは10回を投げて14奪三振と投球回数以上の奪三振数を記録しています。 次に与四死球率ですが、21.2回を投げて9四死球で与四死球率3.74とこれまでの数字よりも悪化してしまっています。 ただフェニックスリーグでは無四球と持ち直しに成功しており、元々制球の良い投手なので恐らくは大丈夫ではないでしょうか。 続いてbatted ballですが、今季は一軍登板がなかったので昨季のものを引っ張り出してきますと、27GB:27FB:7LD:10IFFB:4HRとFB%が多く、フェニックスリーグの投球動画でもフライで打ち取る場面が多いのでやはりFB投手だと思われます。 また、記事によりますとシーズン中は130キロ半ばしかなかったとのことで、昨季は140キロ前半計測していたのですが落ちてしまっており、それが38被安打と投球回数よりも10以上多くなってしまった原因ではないでしょうか。 奪三振率は年々高くなりつつありますが、スピードが中々戻らずに躓いてしまうこととなりました。 ただフェニックスリーグでは最速146キロを計測していたとのことで、調子を取り戻しつつあるのかもしれませんが、それでも10回10被安打とまだまだ球威に課題を持っています。 オフは横浜の今永と自主トレをするとのことですが、タイプ的に非常に良く似ているのでプラスになるのではないでしょうか。 もう一つは毎年春先調子が上がらないことが多く、昨年も一昨年も春先は全くダメで夏場辺りから昇格してくるというパターンでした。 来年こそはしっかりと春先からアピールできるようになってもらいたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.26 22:42:22
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