|
カテゴリ:広島東洋カープ
『待望の号砲』
本日の広島は3-1で巨人に勝利を収めました(動画)。 先発大瀬良は初回に先頭岡田にいきなりヒットを浴びたものの、それ以降は149キロの直球やカットボールはもちろんのこと、フォークで空振りを奪うなど3回を投げて2安打3奪三振無四球無失点と見事な投球を見せました。 今日の腕の位置は2018年の腕の位置に近いやや下げた形になっており、フォークがしっかり落ちていたのもそれが大きな理由ではないでしょうか(この年のフォークの空振り率は高い数字を記録しています)。 大瀬良の場合は故障離脱だけが心配で、シーズン通して投げてもらいたいですね。 二番手塹江は152キロを計測した直球で押して1回1安打1奪三振無失点、三番手松本は三者凡退無失点、四番手森下は立ち上がりにヒットを浴びるも調子を取り戻して3回3安打2奪三振1四球無失点、最後は遠藤が中島を併殺打に打ち取って試合を締めました。 以前よりも歩幅が若干狭くなって右膝小僧が地面に着きそうな形ではなくなっていますね。 一方野手陣では5回に二死となって戸田から宇草が初球の変化球を打ってレフト前ヒットで出塁すると、続く末包が内角の厳しいコースをしっかりと捉えてレフトの防球ネット上部に突き刺す程の特大2ランを打って2点を先制します。 6回にも二死から二俣がレフト前ヒットで出塁し、続く羽月が初球を打ってレフト前ヒットでチャンス拡大、すると堂林が直球を打って投手横を抜けるセンター前タイムリーヒットで3点目を上げました。 個人では菊池が2安打とさすがの打撃、宇草も走り打ち気味なところを活かしての内野安打やレフトへ流してのヒットなど持ち味を発揮、どうしても骨盤が動いて走り打ち気味なところがあるので長打にできないコースなどもありますが、このように臨機応変な対応で出塁を継続して欲しいところです。 今日は大瀬良のフォークが冴えた投球が2018年を彷彿させるなど非常に良さそうな点は楽しみを抱かせます。 そして野手では引っ張っていく存在である菊池や宇草が存在感をしっかりと見せました。 そんな中でもやはり今日は末包の待望の一発につきます。 これまでの末包はバットに角度があまりつかないタイプで、どちらかといえばライナー性の打球になりやすいスイング軌道でしたが、今日はトップの際のバットが立ち、そこから右肩を下げてながらバットを振り下ろしてすくい上げたことでアーチを描く一発となりました。 下半身も以前のような伸び上がるような部分はなく、踏み込んだ足も以前よりもブレずに本塁に向けるのも我慢して回転することが出来るようになってきました(以前のような上下の使い方ならばファールになっていたと思います)。 鈴木誠也のアドバイス通り、体は開かないように意識しているところは窺え、甘いボールをしっかりと仕留めることもでき、最初のシート打撃に比べればかなり進化しているように感じます。 次は変化球の対応を求めていきたいところで、この辺りは実戦を積んでいって欲しいところ、一塁守備も超急造なので致し方ありませんが向上を目指してほしいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.26 22:34:34
コメント(0) | コメントを書く |