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カテゴリ:広島東洋カープ
『現地観戦再び』
本日の広島は1-0で阪神に勝利を収めました。 先発遠藤はほぼ常に初球にストライクを投げるなどストライク先行の投球、カーブも積極的に織り交ぜるなどカウントを稼ぎ、敢えて高めに投げてキレと球威で差し込む場面も目立ち、特にボールが先行した際は左打者に対して真ん中や高め付近に投げ込んで相手が引っ張りにかかったところを球威で押し込むこともできました(浜風や向い風になるケースがしばしばありました)。 8回途中で近本を迎えたところで降板しましたが、103球で7.2回を投げて5安打6奪三振無四球無失点と素晴らしい投球、降板した際は阪神ファンからも拍手を受けるなど今季初白星を手にしました(11:6:2、内F2)。 二番手塹江は近本を内野フライに打ち取り無失点(内F1)、最後は栗林が先頭中野に初球真ん中に投げた直球を打たれて出塁を許し、糸井の打席の際に暴投で二塁に走者を進め、その後に進塁打となって一死一三塁のピンチを背負うも佐藤、大山をフォークで連続空振り三振に仕留めて虎の子の1点を守り切って試合を締めました(1:0:1)。 今季はフォークがあまり扱えていない印象でしたが、この阪神との2連戦ではしっかりと低めにフォークを投げて空振り三振を奪えています。 一方野手陣は2回にマクブルームがレフトスタンドに鋭いライナー性の打球を突き刺した1点のみ、初回は良い当たりを打ちましたが、徐々にゴロを打たせるガンケルのペースに嵌ってしまい、ヒットは僅か3安打に抑え込まれました。 それでもやはりこういったロースコアの展開で響くのは一発ですね。 今日は遠藤が素晴らしい投球、1戦目と3戦目を観戦しましたが大瀬良よりも明らかに投球内容は素晴らしいもので、今季心掛けているゾーンで勝負することができていました。 これが実践できるようになったのも投球フォームの改善があり、今日現地で一塁側の銀傘と呼ばれる場所で試合観戦していたのですが、やはりこれまで広すぎた歩幅を狭めたことで前膝がしっかりとピンと突っ張るようになり、下半身の力が地面に落ちずにボールに乗っかるようになったと思います。 これまでは長い腕を活かして前でボールを離すので打者は球速以上に速く見えていましたが、球威はないので捉えられると一溜まりもないので一発病の原因となっていたかと思います。 しかしながら今季は球威がついたことで球速自体は同じでも球威で押し込むことができるようになり、多少甘く入っても森下のように押し込むことができるからこそゾーンで勝負できるという好循環を生んでいると思われます。 個人的の見立てでは森下がエース、2番手床田に続く3番手が遠藤だと言っても良いぐらいの成長を今季感じます。 もう先発の谷間的存在ではなく、立派なローテーション投手だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.11 00:10:13
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