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カテゴリ:広島東洋カープ
『速攻の広島』
本日の広島は6-1で横浜に勝利を収めました。 先発大瀬良は多彩な球種を操るいつもの投球、三者凡退かピンチを背負うかという対照的な投球で、最大のピンチは一死満塁でソトを迎えましたがシュートを使って見事に併殺打に打ち取りました。 今日はストライク先行の投球ができており、8.1回を投げて8安打9奪三振1死球1失点と好投して勝利投手となりました(7:11:1、内F4)。 2018年のフォーク、2020年のシュートをしっかりと両立させており、球速はこれまでのような140キロ後半連発というわけではないものの、投手としての技量が一段上がっているように思います。 ただ中5日で登板して135球というのはさすがに投げ過ぎな印象、8回の時点で111球、7回の時点でも既に99球でほぼ100球、中5日でまだ4月の時期ですから7回で交代しても良かったのではないでしょうか? 最後は栗林が2三振を奪って試合を締めました。 一方野手陣は初回にピープルズを攻め立て、二死二塁からマクブルームが先制のタイムリー二塁打を放つと、坂倉が四球を選び、続く會澤が得意の右打ちを披露してタイムリー、更に末包も流し打ちでタイムリー、小園が投手の間を破るタイムリーヒットが飛び出すなど3連打で一気に4点を奪いました。 ただそれ以降は塁上を賑わせるも無得点という展開が続きましたが、6回に一死から西川が直球を打ってヒットで出塁すると、西川が盗塁を敢行して戸柱の悪送球も重なって一気に三塁へ進塁、二死となるも坂倉の打席でクリスキーが暴投して三塁走者が生還、更に坂倉が四球を選ぶと、続く池谷から會澤が四球、末包が外角から入ってきたスライダーを強引に引っ張って三塁線へのヒット、そして小園がストレートの四球を選んで試合を決定づけました。 今日は大瀬良が中5日とは思えない見事な投球、今季は変化球を中心且つ多彩な球種を操るようになっていることも影響してかボール球が多く、試合によってはボール球の割合の方が高くなる投球が見られましたが、今日はストライク先行の投球ができたという点は収穫となりそうです。 ただ今日は明らかに無理させたのは明白、次回登板では早めの降板をして欲しいところです。 打線の方は6得点、初回の3連打が飛び出したのが大きかったと言え、逆にここで3連打していなければその後の展開は分からなかったかもしれません。 というのも以降は走者を出しながらも得点できず、やはり打率は高いも長打不足と言う打線なので繋がるときは繋がりますが、拙攻にもなりやすい面があります。 個人では末包が大暴れ、前回の巨人戦に続いて2試合連続の猛打賞、今日の試合では痛烈な打球を放つなど状態が良さそうです。 打撃フォームも社会人時代のような思い切り伸び上がるようなかなりの上体打ちでは完全になくなっており、前足もかなり踏ん張れるようになっている上に開きも以前より大分我慢できるようになっており、変化球を投げられてもしっかりとミートして痛烈な打球を打てるようになっています(ただ明らかに一発を狙った?3打席目のような打撃は自身のフォームを崩しそうなのでできれば控えた方が)。 ただ打球は上がっていませんが、元々この打者は社会人時代の打撃を見てもそれほど打球が引き上がるタイプではなく、しっかりとミートして痛烈な打球を打つタイプなので今は末包本来の打撃ができていると言えるのではないでしょうか。 打撃内容を見てもミートは43打数7三振で6.14とまずまず高めなだけに、将来的には横浜の宮崎のような選手になってくれるのではないかと期待したいですね。 ただその為には小園同様にもう少しBB/Kを改善していきたいところです(僅か1四球ですね)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.04.23 01:59:04
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