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カテゴリ:スポーツ
ああ、大相撲よ 何処へ行く (横綱 双葉山)
6月11日から、注目のテレビ中継のない大相撲名古屋場所が始まりました。平日の観客は、約6割の入り、夕方6時過ぎのNHKの「大相撲ダイジェスト」を見ますと、平日の館内は土俵の周辺を除きましてガラガラの状態、懸賞の本数もこれまでの1/4に激減、淋しい限りですね。
昨年の名古屋場所初日の後半戦の視聴率は10,5%だったようですが、今回のダイジェストの視聴率は、それを少し上回った水準で推移しているようです。
名古屋場所開催中に報じられた新たな疑惑は二つ、一つは7月14日発売の週刊新潮が報じた佐ノ山親方(元大関千代大海)の野球賭博と「裏カジノ」に関与した疑惑、この疑惑に関しては親方本人は全面否定、訴訟も辞さないとしています。また、日本相撲協会の特別調査委員会(座長=伊藤滋・早稲田特命教授は、親方を20分程、電話で事情聴取しただけで、週刊新潮の記事は「全体として明らかに信用性を欠いている」として、潔白との結論を出しました。
もう一つは、貴乃花親方が愛媛に新弟子勧誘で訪れた際に、会食などに同席した父兄の中に、暴力団関係者がが混じっていたと報じられた事です。この疑惑につきましても、上記特別調査委員会が調査を進めましたが、現在のところ貴乃花親方は全面否認、特別委員会も親方の否認に沿った結論になりそうですが、この2件について特別委員会は更に調査を進め、今月20日をメドに最終結論を出すようです。
最終結論の行方はさておき、相撲人気の低迷している昨今、新弟子集めには各親方も大変苦労されているようですね。
少し話は変わりますが、リュウちゃんが少年の頃は、「将棋と相撲ほど、プロとアマチュアの格差が大きい競技はない」と云われていました。
将棋でプロになる為には、養成機関であります奨励会に入って、そこで研鑽を積み重ね、昇級昇段を重ねていく必要があります。大体、奨励会6級あたりからスタートし、規定の勝星・勝率を上げて昇級昇段をしていきまして、4段に昇段しますと、晴れてプロ棋士として認定されます。相撲で云いますと、十両昇進です。奨励会員は、6級~3段までの棋士の卵で構成されていますが、これは相撲で云えば、序の口~幕下までの、いわゆる取的さんに相当します。双方共、無給での厳しい修行の生活ですね、商売の世界で云いますと、丁稚奉公の時代、ほぼ無給で、その商売の世界のしきたりを、先輩の叱咤激励の下に、身体で覚えていく世界です。
将棋の世界では、アマチュア強豪からプロの世界に転じて大成した人は、花村元司九段ただ1人しかいません。最近はパソコンの普及で、プロ棋士の棋譜を簡単に入手出来るようになり、アマチュアとプロの格差が縮まってきたとは云え、並の学生名人やアマチュア名人では、まだまだプロとの格差は非常に大きい世界のようです。
相撲の世界では、有望な人材は小・中学校時代から注目され、中学校卒業と同時に角界入り、前相撲からスタートし、序の口~序二段~三段目~幕下と進み、幕下上位で好成績を挙げますと、晴れて一人前の関取、すなわち十両に昇進出来るという訳です。
リュウちゃんが少年時代の時のように、大相撲の人気が全盛の頃は、力士の数は合わせて700人位いた筈です。その700人の中で、十両以上の関取は、70人位、関取の数は、全力士の10%しかいませんでした。全力士の90%は、無給の取的さん、言い換えれば、将来を嘱望されて角界入りしても、晴れて関取になれるのは、10人に1人の狭き門、大多数の力士は無給の取的のままで角界を去らなければならない運命なのですね。
リュウちゃんの少年時代のように、中学校を卒業して、すぐ就職するのが当たり前の時代、もっと前の高等小学校を卒業して丁稚奉公に行くのが庶民の普通の就職のあり方であった頃には、力が強く、体の大きい少年にとっては、「土俵には、金が埋っている」という言葉は、大変魅力があった筈です。映画「三丁目の夕日」に描かれましたように、当時の並の少年少女達は、中学校を卒業すると同時に、親元を離れて、夜行列車に乗り都会へ集団就職をいたしましたが、それが、体力を認められ、請われて角界入りするのであれば、一般の少年少女達とは格段に離れた「バラ色の未来」を夢に見られたであろう事は、想像に難くありません。
しかし、現在は、高校の義務教育化が謳われ、公立高校の学費無償化が実現し、2人に1人は大学に進学する時代、リュウちゃんの少年時代のような中卒で丁稚奉公する時代ではないのです。にも拘わらず、相変らず相撲界のスカウトの方法は「中卒の金の卵」を求めている。これは全く時代錯誤も甚だしいと云わざるを得ませんね、日本人の中から、抜きん出た力士が出なくなったのも、むべなるかなと思います。
それでは、どうすればいいのか?
ここで、リュウちゃんの考える「大相撲改革案」(1)を以下に書きます。
「リュウちゃんの大相撲改革案(1) ★ 大相撲の入門年齢を、従来の中卒(15歳)から、高卒(18歳)に引き上げる。 →プロ野球やサッカーなど、プロ・スポーツでは、これがグローバル・スタンダード、15歳からプロの水の中で、徹底的に鍛えなければ、大力士は出ないという論法は、学生横綱が大相撲の横綱になる時代には通用しない。
★ それに伴い、無給の力士を無くす。入門と同時に、例えば10~20万円位の最低賃金を支払う。丁稚奉公制を廃し、力士全員がプロとして給料のみで生活が成り立つように給与制度をドラスティックに大改革する。
★ 上記、給与制度の大改革に伴い、従来の幕下以下の階位(すなわち、序の口、序二段、三段目)を廃止し、幕下一本とする。また、幕下以下の力士数を、全体で100人位に大幅に削減、全力士数の上限を200人とする。
★ 現在の制度では、十両に昇進すると、いきなり無給から年収1000万円位になるが、十両の力士の年収を現在の半分くらいに削減し、削減により生じた原資の一部を、幕下力士の賃金に充当する。 以上がリュウちゃんの大相撲改革案(1)です。
多分、大相撲の関係者からは、「何も判らないド素人が、寝ぼけた事をほざいているだけ、検討するのも値しない妄論」という声が聞こえてきそうですが、いやしくもプロのスポーツマンに対して、その世界に入団と同時に、それなりの賃金を支払うのは、「当たり前」の話です。いわば、上記改革案はプロスポーツの前提条件です。この前提条件抜きに、いかなる改革案も成立しない事を、大相撲の関係者は肝に銘じるべきだとリュウちゃんは考えます。
次回は、この「改革案」から話を広げ、親方株の問題、総当り制の問題、相撲部屋運営の問題等、いろいろと考えてみたいと思っています。相撲ファンの方も、そうでない方も、忌憚の無いご意見をお寄せ頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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