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カテゴリ:花遍路・花のフォトブログ
大阪府唯一の村、千早赤坂村 「水仙の丘」の5万本の水仙、今開花 2月10日、リュウちゃんの近隣で一番の水仙の名所、大阪府千早赤坂村の「水仙の丘」に行ってみました。 奈良人リュウちゃんにとりましては、千早赤坂村は「近くて遠いところ」という印象をずっと持っていました。 つまり、 「直線距離は近いが、奈良からは「金剛・葛城山系」の向こう側にあるので、山系を迂回しなければならず、行くのはかなり時間が掛かる」 しかし、この度、「水仙の丘」へのアクセスを調べましたところ、 近鉄長野線「富田林(とんだばやし)駅」から金剛バス「金剛山ロープウェイ」行きの乗り換え、「千早赤坂役場前」下車、徒歩15分、 とありました。 近鉄長野線を使う手があったのだ! これだと、リュウちゃんの家からは、 JR法隆寺~JR柏原~近鉄柏原~近鉄道明寺~近鉄富田林、 と、トータル駅数10駅、正味乗車時間約30分で近鉄富田林駅に着く、 これまで全然気づかなかった(苦笑) 例によりまして、女房殿お手製の「おにぎり弁当と、リュウちゃんお手製(?)の缶ビール(2缶)をリュックに詰め、午前9時、家を出発、午前11時過ぎ、「水仙の丘」に無事到着、 下の写真は、「水仙の丘」の「登山口」です。 先ず、まっすぐに丘の頂上に向かいました。 頂上には、下の写真のような「楠木正成(くすのきまさしげ)」の巨大な「奉建塔」が建っていました。 塔の高さ43尺(約13m)、この塔は楠木正成(楠公)600年祭記念のモニュメントとして建立されたようです。43尺という塔の高さは正成が「湊川の戦い」で自刃した時の年齢(43歳)を表しているのだそうです。 楠木正成と云いましても、現代の人は殆ど知らないと思います(戦後生まれのリュウちゃんも殆ど知りませんでした)、 彼は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての武将で、後醍醐天皇を奉じて鎌倉幕府打倒に貢献し「建武の新政の立役者」の一人です。 戦前は、彼のことを「天皇の忠臣」として修身の教科書でも取り上げられ、戦前の教育を受けた人には楠木正成の名前はポピュラーだったようですが、戦後は殆どの教科書から彼の名前は消えてしまったのでした。 下の絵図は有名な「千早城の戦い」です。 元弘3年/正慶2年(1333年)2月以降、正成は赤坂城や金剛山中腹に築いた千早城で幕府の大軍と対峙し、ゲリラ戦法や落石攻撃、火計などを駆使して幕府の大軍を相手に一歩も引かず奮戦したのでした。 千早赤坂村は「楠木正成生誕の地」とされています。 「水仙の丘」の手前に下の写真のような碑が建てられていました。 さて、水仙です。 「水仙の丘」には、丘の周辺に約5万本の水仙が植えられています。 蝋梅と並ぶ冬の花水仙、 早春の清々しい花なのだ! 例年なら今は満開の時期なのですが、今年は少し遅れていて、この時は「3分咲き」位でした(ちょっと残念!) 「水仙の丘」の向こう側に「金剛山」が見えます。金剛山の麓に、上図の「千早城」があるのです。 丘の向こうには、棚田が広がっています。 ここは典型的な「山里」なのだ! 正午頃、「水仙の丘」を後にして、次の目的地の「大阪府立花の文化園」に向かいました。 帰路、道の駅の「楠公生誕の地」の石碑のすぐ傍の農家の庭に、1本の蝋梅を見つけました。 蝋梅の下に水仙が咲いていました。 千早赤坂村でも蝋梅を見ることが出来た! リュウちゃんの「蝋梅求めの旅」はまだまだ続くのだ! ーーーーーーーー <特報> 羽生敗れる! 中学生棋士・藤井聡太六段、「朝日杯」で見事優勝! (藤井聡太新六段) 2月17日、平昌冬季オリンピックの男子フィギュアスケートで、羽生 結弦と宇野 昌磨がワンツーフィニッシュ、日本中を興奮の坩堝に巻き込みました。 同じ日に将棋の藤井聡太は、全棋士が参加する「朝日杯オープン戦」の準決勝・決勝を戦い、準決勝で先日、国民栄誉賞を授与された最高実力者の羽生(はぶ)善治竜王(永世7冠)を、決勝でバリバリのA級棋士である広瀬章人八段を破り、見事、史上最年少で棋戦優勝を果たしました。 優勝賞金750万円! オリンピック金メダルの報奨金より250万円も多い! アマチュア・ヘボ将棋二段のリュウちゃん、以下のサイトで棋譜を見ましたが、対羽生竜王の準決勝、対広瀬八段の決勝共、序盤から終盤まで終始藤井が危ないところのない圧勝のように感じました。 因みに、今年の佐藤天彦名人の挑戦者を決める<第76期A級順位戦>では、現在、羽生竜王は6勝4敗、広瀬八段は5勝4敗、共に名人挑戦の可能性を残しています。現在、トップを走っているのは、順位9位の久保利明王将、順位10位の豊島将之八段の2人で共に6勝3敗、3月2日の最終戦で、この2人が共に敗れ、広瀬八段が勝てば、A級在位11人中、何と6人が6勝4敗で並ぶ可能性があります。 こうなれば、正に空前の混戦ですね。 羽生竜王はもちろんのこと、広瀬八段も 現在、名人挑戦の可能性があるトップ棋士なのだ! (羽生善治竜王) (広瀬章人(あきひと)八段) 「朝日杯」準決勝・決勝が行われた翌日・2月18日の朝日新聞の朝刊に<一般棋戦優勝の年少棋士ベスト5>という記事が掲載されました。 (1位)藤井聡太六段:15歳6ヶ月(朝日杯オープン戦) (2位)加藤一二三・四段(当時):15歳10ヶ月(六・五・四段戦) (3位)谷川浩司四段(当時):16歳10ヶ月(若獅子戦) (4位)羽生善治四段(当時):16歳11ヶ月(若獅子戦) (5位)森内俊之四段(当時):17歳ジャスト(新人王戦)、 しかし、この記録は、1位の藤井聡太六段の棋士全員参加の「朝日杯オープン戦」に比べますと、いずれも六段以下の「下位棋士」だけの参加の棋戦であり、全員参加の棋戦のの記録としては、藤井六段の記録が唯一なのです。 棋士が全員参加する棋戦での最年少優勝記録、 これは藤井聡太六段がダントツなのだ! これで今期(2017年4月1日~2018年2月17日)の藤井六段の公式戦対戦成績は56勝11敗、勝率8割3分6厘。 現在、以下の将棋大賞表彰部門でトップを独走しています。 (1)(対局数)1位:藤井聡太六段(67局)、2位:三枚堂達也六段(54局)、 (2)(勝数)1位:藤井聡太六段(56勝)、2位:大橋貴光四段(38勝) (3)(勝率)1位:藤井聡太六段(8割3分6厘)、2位:大橋貴光四段(7割7分6厘) (4)(連勝:前期から継続):1位:藤井聡太六段(29連勝)、2位:永瀬拓矢七段(13連勝)、 尚、藤井六段は29連勝の後にも、11連勝を2度記録、現在も2度目の11連勝を継続中なのです。 将棋界のレジェンド・羽生善治永世7冠をして、 「とてつもないこと、空前絶後」 と言わしめた藤井聡太六段、 来期にはどんな「とてつもない活躍」を見せてくれるのでしょうか? 藤井聡太六段の今後の活躍から益々目が離せなくなったリュウちゃんなのです。
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