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リュウちゃんの懐メロ人生

リュウちゃんの懐メロ人生

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2020年02月06日
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カテゴリ:日本映画(邦画)
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
​映画「男はつらいよ」を飾ったマドンナたち、​
令和元年末<映画「男はつらいよ~お帰り寅さん」>
公開を機に、改めて「マドンナ遍歴」をして見ます。



​昨年末、映画「男はつらいよ~お帰り寅さん」を観て来ました。​
 
渥美清出演の最終作となった
「寅次郎紅の花」から24年目の新作です。
寅さんシリーズの大ファンのリュウちゃん、
懐かしさに涙ボロボロになりました。

​<「男はつらいよ~お帰り寅さん」のストーリー>​​

​​​​「寅次郎紅の花」から約20年後。寅の甥っ子、満男(吉岡秀隆)は売れっ子の小説家になっています。


(満男~吉岡秀隆)

満男は、かって恋人だった及川泉ちゃん(後藤久美子)とは別の女性と結婚し、中学三年生の一人娘ユリ(桜田ひより)がいます。満男の妻だった女性は7年前に亡くなり、現在は満男の家庭は、満男とユリの2人暮らし、「父子家庭」になっています。​​​​


​(満男とユリ)​

或る日、満男の妻の七回忌が行われることになり、葛飾柴又の帝釈天題経寺の門前にある寅さんの実家に懐かしいメンバーが集合します。



この時に旧「とらや」に集まったメンバーは以下です。

★さくら(倍賞千恵子)、★さくらの夫で満男の父親「博」(前田吟)
★満男(吉岡秀隆)、★満男の娘ユリ(桜田ひより)、★裏の工場のタコ社長の娘あけみ(美保純)、★源ちゃん(佐藤蛾次郎)、★満男の亡き妻の父親・窪田氏(小林稔侍)、
★題経寺の御前様​(笹野高史!)
​​「題経寺の御前様」は、ずっと名優・笠 智衆(りゅう ちしゅう)が演じていたのですが、彼は平成5年、膀胱癌のため、88歳で死去しました。寅さんシリーズ第45作「寅次郎の青春」が遺作となりました。​​

でも映画の設定では、第46作以降も生きていることになっていまして、画面には出てこないのですが、「寅次郎の心の師」として生き続けていたのです。

笹野高史が御前様とは、
​​ちょっとビックリ!


(笹野高志)

他に、この法要に出るべき人で出ていなかった人を以下に挙げてみます。

★車 竜造)(おいちゃん(下條正巳):下條正巳は「3代目おいちゃん」として、第14作「寅次郎子守歌」から35作に出演しました。彼は平成16年、膵臓癌のため88歳で死去しました。​

★車 つね(おばちゃん)(三崎千恵子):シリーズ全48作に「おばちゃん」として出演、平成24年、老衰で死去、享年91歳、​
★桂梅太郎(裏の工場のタコ社長)(太宰久雄):シリーズ全48作品に「タコ社長」として出演、平成10年、胃癌で死去、享年74歳、

寅さん、おいちゃん、
おばちゃん、タコ社長が居ない
「とらや」の居間は
ちょっと淋しい!

​売れっ子作家になった満男は出版社の担当編集者である高野節子(池脇千鶴)からプロモーションの一環として、神田の書店でサイン会をすることを勧められます。当初、満男はサイン会に乗り気ではなかったのですが、節子の説得により、サイン会を行うことを承諾します。


(高野節子と満男)
​​サイン会の席上で、かって満男の恋人だった及川泉(今はユーロッパで結婚して現在スウェーデン在住、「イズミ・ブリーナ」と名を変えています)
(後藤久美子)と再会します。イズミは現在、スイスのジュネーブにある「国連難民高等弁務官事務所」に勤務していまして、高等弁務官のアシスタントとして約20年ぶりに日本へ帰って来たという設定になっています。​​
 
​満男はイズミを「とらや」に誘い、かって寅の恋人だったリリー(浅丘ルリ子)の経営するジャズ喫茶に誘います(イズミとリリーは第48作「寅次郎紅の花」で面識があったのです)​


(「とらや」でのイズミ)


(さくらとイズミ)


(イズミとリリー)
満男はイズミとの再会を機に、様々な悩みを抱えます。

ああ、
こんな時に寅伯父さんがいてくれたら、、、
​​
満男は寅伯父さんの在りし日を回想します。
この回想シーンは以前の映画のシーンをほぼそのまま使っています。多分、以前出演したマドンナがほぼ全員、フラッシュバックするように登場してきました。

寅さんシリーズ全48作を映画館で観たリュウちゃんも満男の回想シーンで、以前の寅さんや「とらや」の人々、寅の前に現れた美しいマドンナたちがフラッシュバックのように蘇ってきたのです。

よし、
ブログでシリーズ全48作を
回想してみよう。
特に歴代のマドンナに重点を
置いて回想しよう。

と思ったのがこのブログを書き始めた理由です。

全48作の長丁場、
全て回想出来ますことやら?

<テレビ版「男はつらいよ」>

映画シリーズ第1作「男はつらいよ」が公開されたのは、昭和44年8月27日でした。山田洋次監督は、この映画の製作意図について以下のように語っています。

​「昭和43年~44年にかけてフジテレビで26回に渡って放映された<テレビ版「男はつらいよ」の最終回で、寅が奄美大島でハブに噛まれて死んでしまうのですが、この結末を観た視聴者から、「何故、寅さんを殺してしまったのか!」などの抗議が殺到、、その抗議を知って映画化を決意した」​

とのことでした。

リュウちゃん、映画は番外の第49作「寅次郎ハイビスカスの花・特別篇」を除いて全作、映画館で観たのですが、テレビ版の「男はつらいよ」は全く観ていません。

テレビ版の「男はつらいよ」
どんな作品だったのだろう?

ということでネット調べをしましたところ、以下のことが分かりました。

★テレビ版「男はつらいよ」は、昭和43年~昭和44年にかけて、フジテレビで全26話の連続ドラマとして製作された。
★テレビ版のクレジットには、(原案・脚本)山田洋次、(音楽)山本直純、(演出)小林俊一と掲載されている。
★現存している動画は、全26話中、第1話と最終回の第26話のみである。

以下にその2話のYou-Tubeを貼り付けます。

このテレビ版「男はつらいよ」
カラーではなく、白黒だったのだ!

​​<テレビ版「男はつらいよ」、第1話>
ここをクリック​⤴​
 
​​<テレビ版「男はつらいよ」、第26話>
ここをクリック
オープニングで使われた音楽、寅の口上などは映画と同じですね!

以下にテレビ版の配役を書きます。

​★(車寅次郎):渥美 清、★(車さくら);長山藍子、★(車 竜造:おいちゃん):森川 信、★車つね(おばちゃん):;杉山とく子、★坪内冬子(マドンナ):佐藤オリエ、★坪内散歩(寅さんの英語の先生、マドンナの父親):東野英次郎、★諏訪博士(ひろし、さくらの夫):井川比佐志、★登(のぼる、寅の舎弟で「とらや」の従業員):津坂匡章(まさあき、後に秋野太作と改名)、★染子(寅さんの実母):武智豊子、★川島雄二郎(自称・寅の実弟、タネ違いの弟):佐藤蛾次郎。
この配役を知って、
リュウちゃん、興味津々!

以下、映画の配役との違いを、気が付くかぎり書いてみます。

​★映画の「さくら」は倍賞千恵子、テレビ版で「さくら」を演じた長山藍子は映画第5作「望郷編」でマドンナ「浦安の節っちゃん」を演じました。​
​★映画の「おばちゃん」役は三崎千恵子、テレビの杉山とく子とは随分印象が違いますね。杉山とく子は映画第5作「望郷編」で、マドンナ節ちゃんの母親を演じました。​
​​​​​★佐藤オリエの演じたマドンナの名前は坪内冬子さんでしたが、映画では坪内冬子さんは第1作のマドンナの名前で、「帝釈天題経寺」の御前様のお嬢さんだったのです(光本幸子が演じました)。佐藤オリエは第2作「続・男はつらいよ」でマドンナ「坪内夏子」を演じました。夏子の父親はテレビ版と同じ「坪内散歩」(散歩先生)で、この親子関係はテレビ版も映画も同じだったのです。​​​​​
​​​​★さくらの夫「諏訪博士」は映画では「諏訪博」、名前の読み方は同じで、
「ひろし」です。テレビ版の「ひろし」の職業は「医師」、寅の嫌いなインテリです。演じたのは俳優座の井川比佐志、彼は映画では第5作「望郷編」では、マドンナ「浦安の節ちゃん」(長山藍子)の婚約者として登場します。

浦安の節っちゃんの居間は
テレビ版の「とらや」の居間と
同じ​​メンバーなのだ!
​​
​​​​​​★佐藤蛾次郎は、映画では帝釈天の寺男の「源公」(本名不明、大体は「源(げん)ちゃん」とよばれていた)を演じていましたが、テレビ版では、似た役柄とは云え「川島雄二郎」​という立派な役名があったのですね。この名前、後に佐藤蛾次郎が語ったところによれば、<当時、石原裕次郎の全盛期で、山田洋次から「名前だけは二枚目にしてやるよ」>と言われたそうですが、リュウちゃんは、日活映画「幕末太陽伝」で著名な映画監督「川島雄三」を連想しました。川島雄三は当初、松竹に入社、松竹で23本の作品を監督した後、昭和29年に松竹を退社、日活に移籍し、「愛のお荷物」、「洲崎パラダイス赤信号」、「幕末太陽伝」、などの喜劇の名作を残します。山田洋次が松竹に入社したのは、川島雄三が松竹を退社したのと同じ昭和29年でした。恐らく山田洋次は川島雄三を尊敬していたのだとリュウちゃんは思っています。その尊敬の念が佐藤蛾次郎の役名に繋がったと勝手に想像しているのです。​​​​​​


(川島雄三監督)
​​
★映画ででは常連だった「帝釈天題経寺の御前様」、「裏の工場のタコ社長」がテレビ版では登場しません。

以上、長くなってしまいましたが、もう2つだけテレビ版の興味のある事を書きます。
​​★演出の小林俊一:テレビ版「男はつらいよ」全26作を演出(監督)した人物です。フジテレビのプロデューサー・ディレクター、渥美清を山田洋次に紹介した人物で、<「男はつらいよ」の生みの親>という存在です。また、渥美清が歌った主題歌「男はつらいよ」の作詞を星野哲郎に依頼した人物でもあります。
​​
映画では、巻頭のクレジットに「企画・製作」者として登場、第4作「新・男はつらいよ」では監督を務めました。
​★北島三郎の「喧嘩辰」:テレビ版では「寅さんの愛唱歌」として使われたようです。映画では、第1作「男はつらいよ」で、特に3番の歌詞が効果的に使われていました。​
​以下に3番の歌詞を書いてみます(作詞:有近朱美、作曲:関野幾生)
♪~殺したいほど惚れてはいたが
指も触れずに別れたぜ
浪花節だと笑っておくれ
ケチな情けに生きるより 
俺は仁義を抱いて死ぬ~♪

以下に北島三郎のYou-Tubeを貼り付けます。

<北島三郎「喧嘩辰」>​ここをクリック​
 
以下、ネットから拾いましたテレビ版「男はつらいよ」の写真を何枚か貼り付けます。


(さくらと寅さん)


(「とらや」の居間)


​(マドンナと寅さん)​



​(寅さん、ハブに噛まれる)​
 
​<映画「男はつらいよ」のレギュラーメンバ->​​

本ブログは、映画「男はつらいよ」の歴代のマドンナを紹介する目的で書き始めましたが、この「プロローグ」では、映画に登場する寅さんの周辺に人物を紹介させて頂きます。

◎「おいちゃん」
​​​車 竜造、寅さんの叔父、草団子店「とらや」の主人、第1作~第8作「寅次郎恋唄」まで森川 信、第9作「柴又慕情」~第13作「寅次郎恋やつれ」までの5作は松村達夫、第14作「寅次郎子守歌」以降は下條正巳(しもじょうまさみ)が演じました。

​​​
(森川 信のおいちゃん)


(松村達夫のおいちゃん)


(下條正巳のおいちゃん)

​◎「おばちゃん」​
車つね、おいちゃんの女房、映画では全作、三崎千恵子が演じました。


(三崎千恵子のおばちゃん)
​◎「さくら」​
車 櫻→(結婚して)諏訪 櫻、寅さんの腹違いの妹、「とらや」の先代の主人・車 平造(竜造の兄)の娘で、平造夫婦が早世したため、叔父夫婦に寅さんと一緒に育てられました。映画では全作、倍賞千恵子が演じています。


(倍賞千恵子のさくらちゃん)
​◎ひろし​
諏訪 博、「とらや」の裏にある旭印刷の技術主任、第1作でさくらと結婚し、「とらや」の居間のメンバーになります。映画では全作、前田 吟が演じています。


(前田 吟のひろし)

余談ですが、リュウちゃんの孫姫4姉妹のパパの名前も「ひろし」(愛称:ヒロ君)なのです。
​◎みつお​
諏訪満男、さくらと博の一人息子、寅さんの「甥っ子」です。第1作から第26作「寅次郎かもめ歌」までは1作(第9作「柴又慕情」)を除いて、「中村はやと」が幼い頃の満男君を演じました。しかし、中村はやとは俳優ではなく、素人でしたので、思春期からの満男を演じるのは、かなり難しいと判断したためか、昭和56年公開の第27作「浪花の恋の寅次郎」から後の満男君は全て吉岡秀隆が演じました。
吉岡秀隆は昭和45年生まれ、映画の満男君は昭和44年生まれなので、ほぼ映画の満男君と実年齢が同じですね。​

​​​​吉岡秀隆は5歳で劇団若草に入団、昭和50年、東京12チャンネルの時代劇「大江戸捜査網」で子役デビュー(当時5歳)、映画デビューは7歳の時の「八つ墓村」(野村芳太郎監督、主役の名探偵・金田一耕助は何と、渥美清が演じたのです!)

10歳の時に山田洋次監督の名作「遥かなる山の呼び声」に出演、倍賞千恵子の息子役を演じました。そして、11歳の時に「浪花の恋の寅次郎」で12歳の満男を演じたのです。​​​​


(吉岡秀隆の満男、第27作「浪花の恋の寅次郎」より)
◎タコ社長
桂梅太郎(第1作では、小倉梅太郎、第6作では堤梅太郎???)
「とらや」の裏にある小さい印刷工場「旭印刷」の社長、いつも税務署に追いかけられている中小企業の悲哀を一身に背負っている存在、お調子者ですが憎めない性格で、寅さんにいじられる役柄です。

​タコ社長を演じたのは太宰久雄、シリーズ全48作に出演しました。​
平成10年、胃癌で死去、享年74歳、その遺言は、

「葬式無用。弔問供物辞すること。生者は死者のため煩わさるべからず。平成9年2月26日 太宰久雄」、

だったそうです。​


(太宰久雄のタコ社長)

​​◎御前様​​
​柴又帝釈天題経寺(たいしゃくてんだいきょうじ)の住職、姓は坪内、正式には日奏上人、この地域の人格者であり、寅さんも人生の師匠として尊敬しています。
​御前様を演じた「笠 智衆(りゅう ちしゅう)」は明治37年(1904年)生まれ、映画「男はつらいよ」第1作公開時点では65歳でした。以後、第45作「寅次郎の青春」まで、出番は少ないのですが連続出演しました。
平成5年、88歳で死去、第46作「寅次郎の縁談」ではクレジットから彼の名前は消えてしまいましたが、映画の中では生きていることになっていました。ですから最新作「お帰り寅さん」では、笹野高志が笠 智衆に代わって御前様を演じたという次第なのです。


(笠 智衆の御前様)
笠 智衆は小津安二郎監督「東京物語」などで、世界的に著名な名優です。「寅さんシリーズ」が日本のみならず、世界的にも評価されたのは、笠 智衆のこのシリーズの出演が大きく寄与していると思われます。


​(小津安二郎「東京物語」、原 節子と笠 智衆)
​​◎源公、源ちゃん​​
​​題経寺の寺男、苗字不詳、名前は第1作から第3作までは「源吉」、第4作以降は「源公」、午前様は「源」、さくらやとらやの面々は「源ちゃん」と呼んでいます。大阪弁を話す風来坊で、いつの間にか題経寺に居付いてしまいました。第1作では寅さんに「何だい?、ありゃ~」といわれる不思議な存在でしたが、第2作以降は寅さんの舎弟のような関係になり、寅さんを「兄貴」と慕うことになります。​​
演じたのは佐藤蛾次郎、第8作「寅次郎恋唄」を除く全作品に出演しています。


(源ちゃん)
​​<寅さんクラシック>
​テレビ版「男はつらいよ」でも、最終回の第26話、寅さんがマドンナに別れの挨拶に来るシーンで、マドンナの部屋にはショパンの「別れの曲」が流れていました。映画では第12作「私の寅さん」で寅さんがマドンナの岸 恵子に別れの挨拶に来るシーンで、同じシチュエーションでこの曲が使われたのです。​
 
映画「男はつらいよ」では、このように多くのシーンで、人情喜劇には一見、ミスマッチと思われるクラシック音楽が40曲以上も使われたのです。

<山田洋次セレクション「寅さん」クラシック(CD)>
​​
​平成6年1月1日、レコード会社「BMGビクター」(現在はソニー・ミュージック)から<山田洋次セレクション「寅さん」クラシック>というCDが発売されました。​



このCDには、映画で使われた11曲のクラシック音楽が収録されています。以下、収録されている11曲のタイトルと作曲者を挙げてみます。

 
 
 
 
 
 
 
このCDの「選曲・構成」をした山田洋次監督は、このCDに以下のような文章を寄せています。

寅さんにはクラシックがよく似あう
寅さんは「兄弟仁義」のような演歌の愛好者だが、その寅さんが腹巻に雪駄ばきでトランク片手に旅ゆく姿には、ヴィヴァルディやモーツアルトがよく似合う。
寅さんシリーズに使用されたクラシックは40曲を超えると知ってびっくりしたが、劇中に演奏される映画音楽とクラシックの名曲が何の違和感もなく調和しているということは、映画音楽の作曲者である山本直純さんの音楽がいかに優れていいるか、ということの証明でもある。

実はこのCD、
リュウちゃんが企画して
ライナーノート(解説文)を書いたのだ!!!

​最近、各地で「寅さんクラシックコンサート」が開催されています。​
以下に平成29年3月5日に開催された愛知県・蒲郡市民会館で開催されwたコンサートのポスターを貼り付けます



​​​上記ポスターの下部に<国民的映画「男はつらいよ」で使用されたクラシック楽曲は40曲以上!>というサブキャッチが掲載されていますが、この「40曲以上」という表記は、リュウちゃんがCDを企画しました時に、シリーズ全作をビデオで観て調べ上げたもので、この曲名を全て入れた企画書が山田洋次監督に届けられ、結果、山田監督の「寅さんシリーズに使用されたクラシックは40曲を超えると知ってびっくりしたが、」という文章に繋がったという次第なのです。​​​
 
リュウちゃんは、
このポスターのサブキャッチの
原案者なのだ!!!

今回のプロローグ、またまた長大なブログになってしまいました。
​次回からはこのブログのタイトルのように、第1作から順に「マドンナ遍歴」をしてみたいと思っています。​

​​乞う、ご期待!!?​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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最終更新日  2020年03月16日 04時53分42秒
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