カテゴリ:読書
2006.5.20第5刷発行版 ここまで来ると余り売れていないことが分かる。
読み疲れる人も出てくる。 ![]() この巻の主題のひとつは、磐音が後見をつとめる両替商今津屋主人の再婚にからむ剣戟。 再婚相手の姉の夫を元同僚一味が脅して今津屋まで迷惑をかけそうになるのを磐音が救う。 次は、吉原の妓楼丁子屋花魁白鶴太夫こと磐音の元許婚奈緒の身請け話しにからむ騒動。 落籍せるのは、山形の紅花大尽こと前田屋内蔵助、独身38、9歳。絵を描き歌を詠む才人。 白鶴参入で丁子屋から他所店に移された姉妹と金に困っている顧客が仕組んだ誘拐作戦。 これを、磐音が阻止して、無事に山形へ送り出すというお話し。 おまけに、奈緒(白鶴)と襖越しの再会、刺客対決のための身代わり道行きが挿入されている。 去っていく背中へ「磐音さま、おこん様を大事にしてくださいませ!」と奈緒の声が響いた。 別れは、千住掃部宿の未明。去ってゆく二人の影、磐音の眼前で番の秋蛍が絡み合い舞った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 29, 2007 09:00:40 PM
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