テーマ:ニュース(100210)
カテゴリ:伝統行事
巨田の大池は県内では1、2を争う大きな水田灌漑用溜池。
全国2箇所しか残っていない鴨網猟の池としても有名。 この池の「池干し」が今日の13時から同池の水利組合主催で開かれた。 10年ぶりくらいで、しかも無料だからさぞかし大勢の人が集まるだろうとみんな思っていた。 自分は、葬儀参列で、池についたのは14時過ぎ、軽トラックが50台は止まっていない。 すでに大きな魚を持ち帰る人もいた。獲れている鯉はみんな8キロから10キロ。 次の画像は、右の子どもがこの網ですくいとったとか。これでも5キロクラスかな。 池に入っている人はまばら。岸近くの水溜りには80センチ級の鯉と草魚の背びれがいくつも。 顔見知りが数人いたので「何で獲らんとね」「もう獲った残りで獲り手は居らん」 岸には生きた大鯉が何本も転がっている。「持って行っていいよ」。大きすぎて貰う気がしない。 みんな、何をしているか。ウナギが浮いてくるのを待っている。ウナギしか獲らんというわけ。 潜水橋船着場仲間のSさん、ウナギを掛けたのでハイパチリ。 僕も車には、ルアー用のオオタモが積んである。1匹くらい持って帰ろうと思う。 2キロくらいの鯉がいないか探すがそん小さなやつはいない。 すぐ先に、横になってぱくついているやや小さめのこいを見つけた。 膝まで使っている中学生に「おい、あれを掬ってきてくれ」と頼む。 長い竿なので数メートル入って掬ってくれた。やはり60センチ5キロはある。 しばらく見物して、エビを掬いだしたが小さいのとごみ混じりでどうにもならない。 諦めて、鯉だけ肥料袋に入れ、2キロ離れた船着場へ。舟の生簀に入れて包丁を取りに帰る。 1時間ほどして戻ってみると鯉は、ほぼ生き返り、元気に泳ぎだす姿勢。 1週間くらい生かしておいて食べた方が臭みが抜けて美味しいのだが死んだら生簀が大変。 70センチ5キロかな。捌くのが大変だった。ナタとゾーリンゲンの長いやつでやっと。 結局は、舟の上でさばいて頭と身の部分だけ持ち帰った。頭は鯉こくに入れる。 洗いはやはり、少しだけ泥臭さがする。洗い方が足りなかった。 鯉こくは一度湯がいて灰汁抜きをしたので非常の美味しかった。 まだ身の部分が2キロくらい残っている。二人では食べきれない。 獲った以上は食べないと罰が当たる。これが漁師の信条である。 鯉は、洗いの他は、天婦羅にしてあんかけ、生姜を入れてウロコつきでの甘煮もいける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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