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ドン・愚利公の連れづれ草

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Dec 14, 2009
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この書物は、いにしえの大学校で学生を教える大方針を述べたものである。

推測すれば、天が人をこの地上に送り込んだ以上は、仁義礼智の四徳を賦与したはずである。

しかし、本然は聖人も凡人も同じでも、気質は斉しくなく、中には濁った気質の人もいる。

ゆえに、人はみな、その本然に有する所を知って、これを全うするという訳にはいかない。

(本然の性に仁義礼智の四徳が備わっていることも知らず、これを失う人も少なくない)

天下万民がその本然の性を知らずに失い、世の中が乱れたときに聡明叡智でよくその本性を尽す

者が出れば、天は必ずこの者に命じて天下万民(億兆)の君とし治め、師とし教育せしめ、もって

万民をその本性(善)に立ち帰らせるのである。


(大学章句序、以上に続いて以下に続く)

此伏羲・神農・黄帝・堯・舜所以繼天立極、而司徒之職、典樂之官、所由設也。

これ伏羲(ふくぎ)・神農(しんのう)・黄帝(こうてい)・堯(ぎょう)・舜(しゅん)の天を継ぎ

極を立つる所以にして、而して司徒(しと)の職、典楽(てんがく)の官、由って設(もう)くる所なり。



これが、伏羲・神農・黄帝・堯・舜らの聖君が天意を継いで万民の模範となった所以であって、

そうしてかつ、教育の職、典楽の職を設けて天下万民を教育したのである。


これまでを、平たく要約すると、

「大学」という書物は昔の大学校の教育方針を述べたものである。

人の性(天賦のもの)には本然と気質の二つがある。本然は善で気質には清濁がある。

万民が本然を知らず、気質に溺れて天下が乱れるときに聖君が天に代わって万民を善に導く。

伏羲・神農・黄帝・堯・舜らの上古の聖君がこれである。

と、こういうことになる?





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Last updated  Dec 14, 2009 11:37:03 AM
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