2回目,アリスインワンダーランド鑑賞報告。
ゴールデンウィーク前夜とあって、またもや満員御礼でした~~2度目となると余裕です!ジョニーの新たな発見、感動いっぱいの報告しちゃいます。マッド・ハッターはズ-ズー弁なんです!!わけもなく駄洒落や、韻を踏んだり・・へんなクイズを出してみたり・・突然怒りだしたりと情緒が安定しない帽子屋。水銀中毒で侵された変なやつ、でも、心は、純粋で、ハート・ウォーミング。ジョニーが、『ネバーランド』のときに習得したという、スコットランド訛りも効果大でした。『クイーンズ・イングリッシュ』の基で聞く、その訛りは、変わったケルト人、滑稽な奴、飲んだくれというイメージです。もともとスコットランドには『グラスゴー』という地域の独特の訛りがあって、スコッチの名産地でもあるので ジョニーも、そんなスコットランド人のダークでマッドな男を意識したみたいです。また、ラストシーンで観る『キルト』といったタータン柄のスカートはスコットランドの民族衣装ですから、盛装して戦いに挑んだのですね! 原作を読もう!!オリジナルの『不思議な国のアリス』のマッドハッターも、変なやつです。アリスと頓珍漢な会話ばかり。その頓珍漢ですが、『アリスの論理』という本では、『英語で読む不思議な国』のナンセンスだという。私たち日本人には、理解に苦しむ論理ですが、英語の古典論理の文法が 現実にありえない出来事や生き物を生み出してしまうことによってアリスの『不思議な国』が生まれたというのです。そんな登場人物のキテレツな言動に翻弄されながらも、アリスは正気を失わずに、不思議な国を旅するので、 『前に来たときは強い子だったね!』とマッドハッターにいわれたのですね!!著者の宗宮喜代子さんも、マッドハッターには親近感を感じるそうです。しかし『友達にしたら苦労しそうだ』と・・・落ち込んでいるとき、答えのないなぞなぞなんて言って・・・でもそんなオトボケ、ジョニー、サイコ~~!!!そんな感じで、私も今、『アリス』に夢中。オリジナルを読み返そうと、そろえたアリス本ですが、ここにも『アリス・イン・ワンダーランド』効果でした。